光害カットフィルターを使ってみました(2)2014年12月01日 23:55

前回の記事で紹介しなかった撮影対象を紹介します。フィルターを使った際の画像処理をあれこれやっていますが、なかなかうまくいかないので、今回のものは写したままの画像です。

<M42/プレアデス星団>
フィルタごしのプレアデス星団
これまでの撮影では、明るい星の周りにあるガス星雲の姿を写すことができていません。フィルタを使って、ガス星雲の灯りが写るのか!?というのが今回の試し撮りの目的です。ご覧の通り、全体が明るいのでわかりにくいですが、なんとなく星野周辺が明るく写っているようです。ただ、明るい星を写すと、迷光の影響か余計な像が現れてしまいました。う~ん、アイピース付けはよくないのかな?(F1.4、ISO250、露出時間50秒)

<うさぎ座の球状星団:M79>
小さな球状星団をカメラ側でちょっと拡大
M79は小さな球状星団なので、思い切ってカメラを広角(29mm相当)から標準寄り(41mm相当)で拡大して撮影してみました。接眼レンズとの距離は調整しないままで撮影しましたが、ちょっとは見映えがする大きさになりました。(F1.6、ISO640、露出時間50秒)

<オリオン座大星雲:M42>
散光星雲もカメラ側で拡大すると・・・・
調子に乗って、拡大バージョンを散光星雲でやってみました。背景が暗くなってコントラストが良くなった感じです。画像処理をしなくても、M42・43の北側にあるNGC1977がよくわかります。(F1.6、ISO400、露出時間40秒)

<オリオン座の散光星雲:NCG2024>
燃え木もなんとか写るようです
最近は”燃え木”と呼ばれているそうです。なんとか写ったみたい・・・・。
上の写真は広角端ですが、これも拡大しておけば良かったかな?
(F1.4、ISO640、露出時間50秒)

今回は”実験的撮影の日”だったので、気まぐれでカメラ側の拡大をやってみましたが、それでもF1.6なので通常の直焦点に比べればずっと明るい光学系です。次回は接眼レンズとの距離も調整して試してみようと思います。



公示日だから、改めて「問題集」2014年12月02日 20:02

タイミングが良すぎる?みゆきさんの「問題集」

先月発売された、中島みゆきさんの40作目のオリジナルアルバム「問題集」。私は気がつかなかったのですが(g-san1101さんのブログで知りました)、ジャケットのタイトルに添えられた英訳が"Hard Problems"となっています。そのタイトル通り、このアルバムに収録された唄には現代社会の問題が次々と登場します・・・・いや、(登場する訳ではなくて)連想してしまいます。近年はTV番組の主題歌がそうでないためか、「中島みゆきといえば失恋ソング」のイメージはすっかりなくなった気がしますが、一方でこうしたハードなテーマを扱った(と感じられる)楽曲は健在です。特に今回のアルバムに収録された曲は、巧みな日本語と何処か懐かしい(以前のみゆきさんの曲を思わせる)メロディ、コンサートのような曲アレンジで、私個人としてはひさしぶりに「これぞ、中島みゆき!」と叫びたくなるアルバムです(大げさですが・・・・)。 そんなわけで、私たちの目の前にある”問題集”の正解を考えるのは私たち一人一人。でも、記述式の解答用紙の手前に、選択式の解答用紙が置かれています。受験生の頃、しっくりした選択肢がなくても消去法で”一番マシ”な選択肢を選んだことを思い出します。白紙解答は「ダメよ~、ダメダメ!」ですね。

「叱られる力」を読みました2014年12月05日 20:51

「叱られる力」を読みました

「聞く力」はベストセラー・・・・というよりロングセラーとなっているようです。ちょうどTBS系で「サワコの朝」が始まり、人なつっこそうな”おばちゃん”がなかなかつっこんだ質問をする様子を見て、阿川さんに興味を持ち始めました。ちょうどその頃、「聞く力」が出版され、迷わず購入。興味深く読みました。いの一番に買った本が、その後ベストセラーになるというのは、ちょっぴり気持ちがいいものです。さて、今回の「叱られる力」、”二匹目のドジョウ”的でちょっと抵抗はありますが、とりあえず読みました。さすがに、「聞く力」ほどのインパクト・・・・というか重みはないように感じました。タイトルは「叱られる力」となっていますが、内容は叱る方の覚悟にも触れたり、今どきの若者像が語られたり・・・・。結局、「聞く力」とあわせて、”人と人の距離”の取り方が下手くそになってきているのだと感じました。もう一ついえば、自分が大事。傷つきたくない・・・だから叱られたくないし、叱りたくもないし。自分のこれまでの周りの人との付き合い方、接し方を反省しながら、お小言を言える人になる覚悟をちょっぴりかためつつ、読み終えました。

マロン散景:初冬の浜辺で過ごすとりたち2014年12月06日 18:06


鈴鹿の山にも雪が積もりました
強い寒気が日本列島を覆い、日本海側から山間部は大雪。このあたりもお昼ごろ雪が降りました。朝と夕方のマロンのさんぽで、寒風にめげず過ごしているとりたちの姿をカメラに納めました。

これからの時期、海岸に出るとみられる光景です
冬の風物はなんと言ってもカモメの整列。中央あたりに横にず~っと伸びているのがカモメ。V字になって空を飛ぶのは有名ですが、きれいに並んで海面に浮かぶのはどういうこと?

さすがに喧嘩は始まらないでしょうが・・・・
町内を流れ海に注ぐ川の水門手前にできた池で朝ご飯中の2羽の大型鳥。いつも一定の”距離感”を持ってお食事をされるのですが、シラサギの方が私たちに気付いて動き出したものだから、アオサギとの距離が詰まってしまいました。結局、近寄られたアオサギ側が飛び立ってしまいました。鳥の社会でも”距離感”は大事なようです。

今年も到着しています。ヒドリガモご一行様
夕方のさんぽで捕らえたのは、渡り鳥ヒドリガモご一行様。今年もやってきてくれたのねと撮った写真をながめてみると、特徴的な配色のオスの数が少ないみたい。ほとんどがメス。年々オスが減っていくような気がします。

寒さなんて気にならないっ!
ふだん家の中で過ごしているマロンですが、さすが先祖が寒いところの犬。
まったく寒さを気にせず、軽快におさんぽ中。


いまさらながら・・・・近鉄狭軌1日乗車券2014年12月08日 22:10

近鉄内部八王子線1日乗車券発売

近鉄内部・八王子線の一日乗車券「1dayフリーきっぷ」を12/10から発売。来春新会社「四日市あすなろう鉄道」以降前日まで販売される。う~ん、いまさらながら・・・?もちろん、新規会社に向けた”助走”という点では意味がある企画と思うのですが、なぜもっとはやくからこういった企画が出来なかったのか?と思ってしまいます。以前から記事にしているように、近鉄から三岐鉄道に移行した”おとなり”の北勢線は、もうずいぶん前から手をかえ品をかえ、いろんな企画で乗客を集めていたのに・・・・。とはいえ、「記念切符」という位置づけではありませんが、近鉄時代の記念に買っておこうかな。

近鉄HP:http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/utsubekippu.pdf

お問合せ先:旅客案内テレホンセンター(052)561-1604

2015年はビッグな天文現象は・・・・2014年12月10日 23:53

まずは1月の彗星に期待!

毎年恒例の「星空年鑑2015」を購入。パラパラと来年の天文現象を確認してみましたが、あまり話題性のあるものはなさそうです。4月に皆既月食がありますが、今年の月食に比べると「皆既状態」の時間が短いもの。ただ、今年は天候があまり良くなかったので、天気に恵まれれば・・・さらには4月4日土曜日という日なので、夜桜を愛でながら月食をながめるというぜいたくな体験が出来るかも。そんなことを思っていたら、このところ急激に明るさを増している彗星があるのだとか。ラブジョイ彗星(同じ名前が多いので???になってしまいます)で、1月中旬ごろおうし座のあたりで6等級になっている見込み。ちょっと期待です。

詳しくはコチラで:http://www.aerith.net/comet/catalog/2014Q2/2014Q2-j.html

年賀状CMの続編は・・・・?2014年12月12日 23:58

年賀状CMの続編Vol.2と3、その後はあるのかな?

そろそろ年賀状を印刷しないと・・・・と考えた時、そういえば最近マツコデラックスが出ている年賀状のCMばかりだけど、澤部くんと波瑠さんのCMの続編はどうなっちゃったの?と、夫婦で話しておりました。12月になったら続編が放送されると思っていたのですが・・・・。そんなことを行っていたら、やっていました。たまたま見たのはスマホ編のシリーズ3作目。2作目の写真編はみないまま?さて、まだ二人の年賀状はできあがっていませんが、はたしてさらなる続編はあるのでしょうか?

郵便局年賀状CMコチラで→http://yubin-nenga.jp/cm/

マロン散景:ヒドリガモだけじゃなかった!2014年12月13日 16:57


キンクロハジロのメスらしき1羽(左端)
さきほどマロンとさんぽに出かけ、いつものように海岸で少し野鳥観察と撮影。家に戻って写真を見ていると、「あれっ?」。ヒドリガモのなかに1羽別ものが!先日、鳥ネタをUPした際に”最近ヒドリガモがメスばかり・・・”などと書いてしまったのですが、改めて写真をじっくり見ると、どうやら多くはキンクロハジロではないかと思われます。


こちらは正真正銘のヒドリガモファミリー
こちらは正真正銘、ヒドリガモ一行。オスの方が多いみたいです。


意気揚々と海岸をおさんぽ中
意気揚々とマロン。なんでベロ出してんの?


冬の夜空はやっぱりきれいっ!2014年12月14日 12:01

今夜がふたご座流星群のピークですが、天候が心配なので一足早く、昨晩流星を探しながらの星空”おうち撮り”を行いました。寒風吹きすさぶ中ではありましたが、やっぱりきれいですね。

<オリオン座の散光星雲:M42・M43・NGC1977>
もう何度目の?オリオン座大星雲
カメラのモニターに写し出された大星雲の姿を見て、思わず「うわ~ぁ!」と声が出ました。あえて画像処理をしなくてもいいくらい、きれい。NCG1977も最高に写っていました。

<おうし座の惑星状星雲:M1(かに星雲)>
忘れていましたかに星雲
先回終了後に、有名どころを取りこぼしているのに気がつきました。このM1こと「かに星雲」。おうし座のζ星すぐ横とわかりやすい位置にあるので、”いつでも探せる”感があって、ついつい忘れていました。でも、眼視で見るのは今回が初めて。上下左の明るい星でつくる三角形の右辺に”う~ん、なんとなく広がりのあるものがわかるような・・・”というレベルで、確認できました(と、いっていいかどうか・・・)。「メシエ天体ビジュアルガイド」では、「惑星状星雲」とは区別して「超新星残骸」と記載されていました。

<ふたご座の散開星団:M35とNGC2158>
ふたご座の散開星団M35。わきに小さな星団も。
これも冬の散開星団としては有名どころ。双眼鏡でもきれいに見えます。それこそ中学生の頃から何度も見た星団ですが、今回はわきにあるNGC2158をはじめて意識して見ることができました。眼視では”もやっ”ですが、写真ではなんとかつぶつぶに写りました

<オリオン座の散光星雲:NGC2024>
フィルターなしで赤い模様を堪能
オリオン座三つ星の左端ζ星のすぐ横とわかりやすい位置にありますが、もっぱら天体図鑑で有名なのはζ星の反対側にある「馬頭星雲」。私も最近になってこの存在を知りました。”写真写り”はこちらの方がずっといいのに。”燃え木”という名前で呼ばれ、クリスマスシーズンにマッチした星雲です。前回はフィルター越しでしたが、今回はフィルターなしで星雲の赤い色を楽しめる写りになりました。

<おおいぬ座の散開星団:M41>
おおいぬ座の散開星団M41
これももう何度も見た散開星団です。昨シーズンちょうど写真を撮り始めた頃の画像がありますが、春先だったので断然星の数が違います。実際に見た色合いに比べ写真は”黄味”が足らない気がします。こういった散開星団は、アクロ機A80SSの方が”印象的”な絵になりそうです。

<うさぎ座の球状星団:M79>
これだけカメラで拡大撮影
こちらも先回フィルター越しだったので、今回はリベンジです。小さな星団なので、今回もカメラ側を29mm→41mm相当に拡大して撮影。まあまあ、見映えがする大きさになりました。

このほか、いつもながらのアンドロメダ大星雲とM33も撮影しましたが、こちらはこれまでと代わり映えなし。やはり、空気がきれいでも空が明るめだと淡い光の写真写りはイマイチのようです。
そうそう、流れ星の方はこの撮影の間(約2時間半ほど)で3つ・・・と少なめでした。

<撮影データ>
ビクセンED80S、セレストロンCG-4にてノータッチガイド。
笠井SV32mm+PanasonicLX-7を接続し、(縮小)コリメート撮影。
M79以外:ISO320、F1.4(開放端)、40秒。(1枚撮り)
フラットエイドで光量ムラ補正後、画像処理ソフトにてトーンカーブ修正。


台風だったら大変なことに!2014年12月17日 23:55

強風、大雪、大荒れの日本列島
「今日、星がきれいだった」とめずらしく長男くんの帰宅直後のコメント。18時時点ですでに気温が0℃。空は晴れていて、東にはオリオン座がしっかり輝いていました。星空ながめには絶好の・・・・イヤ、この強風は星見日和とはいえないでしょう。むっちゃ寒いし・・・。そんな訳で、星がきれい、月もない、でも今夜は諦めました。
北海道ではすでに大変なことになっているようですが、天気図に載っているダブル低気圧の気圧は、956と980hPa。夏の台風だったら大変なことになっているほどの気圧がダブル。この地方でも、今晩9時前から名古屋市内で雪が積もり始め、名古屋高速は現在全線通行止めだそうである。いつの間にか、夕方の強風はピタリと止んでしまっている。明日の朝は、家の周りでも積もっているのかな?