今度は”近鉄”最後の入場券セット2015年03月01日 23:50

近鉄内部・八王子線最終記念入場券セット発売

またまた近鉄内部・八王子線の話題です。本日から、近鉄としての営業最終日となる3月31日まで、「近鉄内部・八王子線全9駅入場券セット」を販売。入場券の発行日は、最終日の3月31日となっており、実際に使えるのはこの日のみだそうです。なんとなく、いまさらの収益努力という感がしないでもないですが・・・・。できれば、「近畿日本鉄道唯一の」という看板が続いて欲しかったです。

たまには月夜に星空ながめ2015年03月03日 20:13

昨晩はひさしぶりに雲がないいい天気となりました。すでに花粉なのか黄砂なのかで大気はかすみ始めていますが、これからの季節はぜいたくは言っていられません。ある確認もしたかったので、望遠鏡をセッティングし、久しぶりに木星と月齢11の月をながめました。

SE120で撮影
こちらの木星写真は、あの大口径?アクロ+セレストロンズームアイピースを使った撮影です。75倍になりますが、カメラ側で絞りとシャッタースピードを調整し、暗めになるように撮りました。そのためか、衛星は写っておりません。青ハロは盛大ですが、遠目に見ればあまり目立たず、まあ我慢できるレベルと思います。

月齢11.1
こちらは、ED80Sで撮影。さすがに月をあのアクロで見る気はしませんので・・・・。


日本を知る、イスラムを知る、宇宙を知る2015年03月06日 21:21

いろいろ知りたい雪解け時期?

その無法ぶりと後藤さん殺害事件で、日本でも一気に注目されることになった「イスラム国」。今、書店にはたくさんの”イスラム国”本が並んでいます。しかしながら私たちが気をつけなければならないのは、報道各紙各局からも報じられているように、イスラム教やイスラム教徒の人々について間違った理解をしないこと。「イスラム国」には関心はありませんが、むしろ「イスラム教やイスラム教徒の人たちのことをもう少し知ってみたい」と思いました。そんな折り、書店で目に留まったのが「イスラーム 生と死と聖戦」(集英社新書)。あの、大学生をイスラム国へ斡旋した件では「なんとあやしいヤツ!」と感じ、後藤さんの件では「イスラム国とのルートでなんとか努力をしていた人」、中田氏のやはりあやしげな顔写真が載ったオビです。パラパラッと読んでみると、柔らかい文体で、ちょっと中田氏もどんな人物なのかと興味が出てきました。

さて、よその国、縁が無かった宗教も知っておくべきことですが、足下の日本という国がどうやって出来たのか?も知識はあやふやです。書店で目に留まったのが「本当は謎がない古代史」(SB新書)。歴史分野の本を読むのは今回初めてです。もちろんこの本に書かれていることが真実とは限りませんが、今の日本のリーダーも”日本のアイデンティティ」にこだわりがあるようなので、先回りして少し知識をつけておくことにしました。

最後に、そんな地球の中のチマチマしたことじゃなく、そもそも宇宙ってどうやって出来たの?というスケールのでかい”歴史物”が「宇宙はどうして始まったのか」(光文社新書)。これまでに類似の本を何冊か読んできましたが、イマイチ頭に入っていません。書店でこの本をパラパラッと見てみると、あまり理科学書っぽい文体ではなさそうなので、改めて宇宙の始まりを勉強してみることにしました。

以上、ただいま3冊を抱えております。ただいま「本当は謎がない古代史」を読んでおりますが、読み終わったら順次改めてUPしたいと思います。

頼りになるね、EF652015年03月08日 18:28

レールのメンテには、EF65が活躍!

今日はマロンのシャンプー&カットデー。日中はマロン不在。ということで、久しぶりに走行線を出して、鉄道模型を走らせることにしました。とはいえ、もう何年も使っていなかったので、レール状態も最悪です。まずはレールクリーナーでしっかり清掃。その後、EF65をレールに乗せ走行テスト開始!重量があり給電も4軸でしっかりしているので、レールメンテナンスにはこのEF65をまず走行させることにしています。最初はうんともすんとも動かない状態ですが、レールやポイント接触部などを磨きながら徐々に走行できる状態に仕上げます。1カ所のポイントが回路接触不良とわかりましたが、あとはほぼ正常な状態まで回復。EF65単機走行ですが、颯爽と模型が走る姿を間近で見るのは、ほんとうにひさしぶり。マロンがいると吠え立てるので、走らせるのをためらっていましたが、せっかくメンテしたのでこれからは少しマロンにも我慢してもらうことにしましょうか。

うちの庭先で憩う方々2015年03月10日 23:55


ミカンはオレのモノ!
しわしわになって誰も手をつけなくなったミカンを、せっかくだからとうちの奥さんが庭の木に取り付けました。ときおり、うちの庭木にやってくるジョウビタキをもっとゆっくり見られるようにとの魂胆でしたが、さっそくやってきたのはヒヨドリでした。この場所でもキーキーとけたたましく雄叫びをあげております。「これはオレのモノだぞ!」と主張をしているのでしょうか。


高台でうとうと・・・・
近頃、恋の季節のせいか、辺りのネコ社会が騒々しいようです。そんな喧噪を避けてか、わが家の居候ネコ一族のハナクロくんが、ひとり高台の上でうとうと・・・・。夜もゆっくり寝ていられないようです。


春の晴れ間に星ながめ2015年03月12日 21:52

昨晩は久しぶりの晴天。月の出も遅くなったので、絶好の星ながめ日和になりました。貴重な晴れ間なので、じっくり時間を取って冬から春の星座を巡りました。

<ラヴジョイ彗星>
今日のラヴジョイ:カシオペア座まで着まいSY;
ただいまカシオペア座のδ星近くまで移動しています。まだ5等級近くあるようですが、わが家からのながめはそろそろ限界。北方には四日市コンビナートの灯りがあり、となりの屋根にもかかりそうです。あとで気がつきましたが、NGC457が片隅に写っていました。どうせなら構図をもう少し考えればよかった・・・。

<オリオン座の子三つ星>
とりあえずのオリオン座子三つ星
おなじみの大星雲を今夜も。黄砂やら花粉やらで透明度はあまりよくありません。でも、この季節としては”よし”としないとね。

<オリオン座の散開星団:NGC2169>
こぢんまりとした散開星団NGC2169
オリオン座にはたくさんの散光星雲がありますが、明るい空ではなかなか写ってくれません。そこで、あまり注目されない散開星団をみることに。NGC2169は、ベテルギウスから少し北へ進んだところにある小さな散開星団です。小さくて星の数も少ないのですが、白っぽい星と赤っぽい星がちゃんとミックスされています。

<いっかくじゅう座の散開星団:M50>
お手頃サイズ?の散開星団M50
このあたりでまだ訪問していなかったメシエ天体がありました。おおいぬ座のシリウスからθ星の方向へ2倍ほど進んだ辺り。あまり注目されない星団ですが、ほどよい大きさ、密集具合です。

<しし座の銀河:M65・M66・NGC3628>
おなじみしし座の銀河トリオ
しし座が東の空かなり高い位置まで昇ってきたので、望遠鏡を春の星座にむけました。この銀河トリオはこれまでも何度か撮影しているのですが、なかなかうまく写ってくれません。今回も、う~ん。まあ、この空の状態じゃ、こんなもんかなあ。

<しし座の銀河:M95・M96>
こちらは銀河らしくないM95・M96
しし座のちょうどおなかの真ん中あたりに、銀河が集まっているところがあります。そのなかには、M95・M96・M105とメシエナンバーがつけられたものもちゃんとあるようなので、それらに挑戦。まず、M95・M96。銀河というよりは、星がにじんで写っている感じです。

<しし座の銀河:M105・NGC3384・NGC3389>
こちらも銀河が並んでいるのですが・・・
M96から少し北へあがったところにM105が・・・。あれっ?となりにもけっこう明るいのがあるし、その横にはかすかに星雲らしきものが写っている?写真やや上側の2つ並んだ右がM105、左がNGC3384。その少し下にうっすらと写っているのがNGC3389です。写真の右下にあるのはM96。

<おおぐま座の銀河と惑星状星雲:M108・M97(ふくろう星雲)>
ふくろうの顔が見えますでしょう
さて今度はおおぐま座へ移動します。先にも書いたように、うちから北側はコンビナートの灯りで下半分はもうNG。北斗七星がかなり上空まで昇ってきたので、しめくくりに有名スポットを訪問しました。昨年にも撮影していますが、前回は8cm短焦点アクロでの撮影でした。特にM97が、ちゃんとふくろうの顔に写るのか?、う~ん、微妙・・・・。でも、昨年はうっすら白っぽい斑でしたが、今回は青白い色が付いたのは進歩。2つの目玉も見えるような気もします。次回はもう少し拡大して撮ってみようと思います。


今夜は春かすみで北方はメタメタ・・・2015年03月14日 23:53

個性がちがう星団が仲良く並ぶM46とM47

昼過ぎから雲が晴れ、夕方には快晴に。でも、遠くはかなりかすんでいて、晴れてはいるものの大気の状態はあまり良くはなさそうです。とはいえ、次週は天候不順の予報なので、晴れただけでも御の字・・・。

そんなわけで、週末でもありますから、今夜もゆっくり星空ながめを行いました。今夜は二部構成。第一部は、大きな星団を視野が広いA80SSを使って巡りました。そして第二部は、いつものED80Sでまだ訪問していないSPOTめぐり・・・・という、ぜいたくなツアープログラムです。

ところが、春かすみのせいで北の空はかなり白くなっております。試しにと、先日撮影したM108・M97を今夜も撮影したところ、M108の姿を写すことができませんでした。画像処理がまだなので、明日改めてUPすることにして、今夜の記事は1枚だけ。ED80S(f=720mm)では2つを同視野に納められないM46・M47を、A80SS(f=400mm)で並んだ姿で撮影したものです。空の透明度が良ければ、もっとにぎやかだったことでしょう。

今夜は春かすみで北方はメタメタ(Part2)2015年03月15日 16:15


ちゃんと写っていたのに・・・・
最初に昨日の訂正をしないといけません。「空が明るくて、M108が写らないほど」との内容を記載しましたが、実は私のまったくの思い違い。M108はちゃんと写ってました・・・・という証拠写真です。M108の位置をまったく間違えておりました。とはいえ、11日に比べると写りは悪く、大気の状態が良くないというのは間違いありません。

さて、第一部はA80SSを使って、広い視野で撮影してみたいスポット訪問です。M46・M47は昨日アップしたので割愛。

<オリオン座の散光星雲:M42・M43>
A80SSで広めの視界で撮影
毎回定番のオリオン座大星雲。広い視野で撮影してみました。

<かに座の散開星団:M44(プレセペ)>
大きなM44もA80SSなら全景とれてイロトリドリ
春の星団といえば、このM44。ほんとうは双眼鏡で見るのが一番いい具合です。A80SS(f=400mm)と32mm接眼レンズで12.5倍ですので、ちょっと倍率高めの双眼鏡くらいの倍率です。しかもED80Sに比べてイロトリドリでにぎやか!”アクロマートも使いよう”ということでしょうか。

ここからは第二部。鏡筒をED80Sに交換して、これまで訪問していなかったスポットを巡りました。
<かに座の散開星団:M67>
細かい星々の集合がきれい
M44の注目度の高さが故、近くのM67は忘れられがち?これまで見たことがなかったような気がします。ながめてみると細かい星たちがギュッと集まって、なかなかきれいです。明るく大きなM44と、よい比較対象になると思いました。

<うみへび座の散開星団:M48>
意外としっかりした散開星団でした
こんなところにもメシエ天体があったんだ・・・。というのが正直な感想。明るさ、大きさともなかなか立派な星団です。いままで目を向けず、ごめんなさい・・・・。

<しし座の銀河:NGC2903>
透明度が良ければ、腕の写りに期待
しし座の鼻先?λ星のすぐ南側で、わかりやすい位置にあります。いままで眼視専門でやっていた頃は、銀河はあまり対象にしていなかったのですが、こうやって写真を撮ってみると、眼視では見られなかったものがよく写ります。このNGC2903も、”渦巻き”まではわかりませんが、”両側にまっすぐ伸びた腕”はわかる程度に写りました。

かに座M44からここまでの4スポットは、私がガイドブックに使っている「星雲星団ウォッチング」(地人書館)の筆頭ページに紹介されているものです。

さて、ここからおおぐま座北斗七星のあたりに移動。最初にM97・M108をおさらいして・・・・で、先に述べた大間違いをやらかしました。「今夜は良くない」と思いつつも、「まあ、位置の予習のつもりで・・・」と、次のスポットを訪問しました。

<おおぐま座の銀河:M109とNCG3953>
メシエ天体ですが光害にもはばまれ、写りはイマイチ
メシエ番号がつけられてはいるものの、空の状態の影響もあって、銀河だなということがわかる程度(中央やや上)。ただ、あとで写真を見て気付いたのですが、NGC3953も写ってました。(右下辺り)

<おおぐま座の銀河:M51(子持ち銀河)>
子持ち銀河M51
この日のメインスポットのひとつM51。その姿から「子持ち銀河」と呼ばれています。空の状態は良くありませんが、画像処理でなんとか”親”の渦巻きが現れました。撮影後の確認では全然ダメダメで、実はもう一つのメインスポットM101を諦めたのですが、撮影くらいはしとけば良かった・・・・。

淡い銀河の撮影はむずかしそうだったので、この日の〆に、球状星団を訪問しました。
<りょうけん座の球状星団:M3>
通常はこの写りで、ちょっともの足らず・・・
通常の撮影だとこんな感じ。大きさも小さめで星の分解もイマイチ。そこで、今回はカメラ側を拡大してみました。

カメラ側で拡大撮影
通常開放端から、4.7mm→10mm(35mm換算で28mm→59mm)に拡大。これでもF1.9なので、まだまだ明るいレンズです。通常ISO250で撮影していますが、ISO400に感度アップして撮影しました。シャッター速度は40秒です。この日はピントの具合もよく、追尾もしっかりされていて、いかにも”ぶつぶつな球状星団”という写りになりました。

「空の状態は良くない」とは逝っても、春本番になるともっと悪い日が続きます。良さめの日は、有効に使わないと・・・・・。


本当は謎がない「古代史」を読みました2015年03月17日 23:54

本当は謎がない「古代史」を読みました

新書を好んで読むようになって5年ほどになりますが、歴史ものを読むのは今回が初めて。近年、「歴史ブーム」みたいなこともいわれたりして、興味がなかった訳ではありませんが、自然科学ものやいわゆるエッセイ本の方が興味があったということでしょう。「イスラム国」の事件以降、イスラム教のことをもう少し知ってみたいと思うようになり、イスラムといえばオスマン帝国、ローマ帝国などむかしむかし世界史の授業で習ったワードが思い出され、「いや、そもそも日本の古代史も、もうよくわかんないし・・・」と思っていた時に、たまたま書店でこの本が高積みされているのを見つけ、読んでみることにしました。

そもそも日本史とは高校時代以降縁が無いので、そんなに謎だらけなのかどうかもよくわからない、まあしいていえば、邪馬台国が九州にあったか大和地方にあったかは、やっぱり今でも謎なのかな?くらいのものです。この本は、「日本書紀」「古事記をベースにして、近年の考古学と歴史学から”常識的”な見解をまとめられたモノとのこと。”常識的”でないというのは、日本の古代史部分はややもすると、国粋的な考え方に偏ったり、誰かをヒーロー扱いするような解釈がされたりと、いろんな利害がからむ解釈がまかり通っているとのこと。私自身は、ある意味”真っ白”なので、この本のように「こういう解釈もあるが、紀記にこう書かれているから、このように解釈するのが妥当」と異なる解釈を一旦紹介してもらえると、先入観なく感じ取ることができました。この本には、たくさんの天皇や豪族達の名前が出てくるのですが、知識を得ようという訳ではないので、さらっと読み流す程度にしました。(頭に入れようとすると、かなり大変です)。

日本人はどこから来たのか、縄文時代から弥生時代にはどうやってかわったのか、邪馬台国はどこにあったのか、日本が国としての体をなしたのはいつごろか、聖徳太子は実在した人物なのか・・・など、時折話題になる大テーマから、その年代ごとの主な歴史上の人物像など、わかりやすくまとめられていて、歴史ファンと呼ばれる方の知識の整理もさることながら、これまで縁がなかった方にもお勧めできる歴史ものだと思います。

本当にコレで最後!鉄道ジャーナル5月号2015年03月20日 23:53

何が最後かといえば、今月北陸新幹線開業にあわせて廃止されたJR特急型列車、さらに今月末で経営が変わる近鉄内部八王子線。今日発売された鉄道ジャーナル5月号には、この2つに関する特集記事が掲載されています。


消える北陸路の雄
北陸路を快走する「はくたか」、北陸と信越をつなぐ「北越」、快速でありながら旧特急車両が使われた「くびき野」など、683系・485系車両の運行が廃止となりました。せっかくの特急王国が、残念です。


こちらは名前を変えて残りました
こちらは、4月から公有民営の「四日市あすなろう鉄道」に変わる近鉄唯一のナローゲージ内部八王子線。かつては、近鉄マルーン色やツートンカラーの時代もありましたが、今はかわいい?パステルカラーです。なんとか存続になったことはうれしいですが、できれば近鉄のままでいて欲しかった・・・・。