”代替わり”Weekで迎える憲法記念日2019年05月03日 19:34

昨年は恒例の「社説読み比べ」をやりませんでしたが、今年は各社どんな話題に触れているかという楽しみもあり、ネットで新聞社のWebを閲覧しました。ところが、読売新聞と日経新聞は会員登録しないと社説を読むことが出来なくなっていて、ちょっと残念。社説こそ、新聞社独自の魅力なのになあ。
話題の楽しみというのは、例年なら「改憲」や「自衛隊明記」の賛否論に終始しがち(特に昨年は)でしたが、今回は天皇が代替わりし平成から令和へ元号がかわり、国じゅう祝賀ムードのなかで迎えた憲法記念日です。象徴天皇のありかたなど、天皇制に関する話題がいろいろあるのでは?という期待感がありました。
ところが、期待に反して「天皇」に関する話題を正面から取りあげていたのは、中日新聞(東京新聞)だけ。朝日は「AIネタからはじまり、主権者自身が考えることの大切さ」を主張、毎日は「行政権力の強大化と国会の弱体化に対し、国会の復権を」と主張、産経は「まず自衛隊の明記、天皇条項も改憲が必要」と主張。
実は、毎日・産経は前日に天皇に関する話題を取りあげていたこともあってか、憲法記念日の社説では前面に出さなかったようです。
TVの情報番組でも、「象徴」のあり方だけでなく「男系男子」による皇室の維持制や退位の問題をかるく取りあげています。他国の王室のあり方の情報も含め、せっかっくの機会なので読者に情報提供と考える機会を提供してほしいと思います。