星雲星団撮影はこのまま縮小コリメートで2022年07月24日 08:25


4枚コンポジット+糸巻き形ひずみの補正追加
CMOSカメラに浮気をしかかったのですが、やはりこのままLX7を使い続けてみようと思い直したところで、今回撮影した画像にいろいろ不満が・・・。画像の左側の変形ひどい!24mm使うとこんなだっけ?と以前のものを見るとそうでもない。となると、望遠鏡→ミラー→接眼レンズの接続のどこかでゆがみがあるのか?フラット補正用の画像を取り忘れたのも今回の失態。これまで「お手軽さ」を優先して手を出してこなかった、ステライメージやRAW現像など、縮小コリメート撮影においてもまだまだやれることは残っております。と、そう言えばと思い出したのが、使っている画像処理ソフト:PaintShopにある「ひずみ補正」機能。樽型ひずみ/魚眼型ひずみ/糸巻き形ひずみの3種類の補正があり、順番に試してみると「糸巻き形ひずみの補正」で左側の変形が少しまともになりました!
ということで、撮影時の留意ポイントはそれとして、4枚コンポジット+糸巻き形ひずみ補正+トーンカーブ修正結果がTOP画像となります。


夏の夜空を彩る白球と深紅2022年07月24日 22:59

CMOS話題に話がそれてしまいましたが、もともと昨晩のテーマは、この時期になかなか星雲星団撮影できる機会はないので、夏の夜空らしい星雲星団をと、球状星団と赤い散光星雲めぐりの予定でした。あいにく、雲が一気に出てきて中断を余儀なくされてしまいましたが、薄く雲がかかった中で強引に撮影した訪問先をご覧ください。
■へびつかい座の球状星団M10
雲がなければもう少し明るくとれたかも・・・

■へびつかい座の球状星団M12

■いて座の散光星雲M8(干潟星雲)
干潟星雲

■へび座の散光星雲+散開星団M16
名前はないようですが・・・・

■いて座の散光星雲M17

散光星雲は、30秒1枚撮りの画像処理したものです。焦点距離が長くF値の大きいBKMAK150でどう写るかちょっと心配でしたが、赤い星雲はしっかり写ってくれました。

<撮影機材>
・SkyWatcher:BKMAK150+接眼レンズ:ハイペリオン24mm
・赤道儀:ビクセンGPDにSkyWatcher:GOTOキット改造
・カメラ:Panasonic DMC-LX7
<撮影条件>
・絞り:f/1.4(開放端)
・感度:ISO800
・シャッター速度:30秒