遅ればせながら「定年後を考える」本2023年03月11日 11:28


定年を考える本:2冊よみました
昨年末で定年退職し就職浪人中の私には「時すでに遅し」「あとの祭り」感はありますが、とはいえ今後どうするかに迷うまっただ中であります。そのためか最近やたら定年後に関する本が目にとまるようになったので、TOP写真の2冊を読んでみました。
①『本当の定年後「小さな仕事」が日本社会を救う』
   坂本貴志著(講談社現代新書)
②『ただのひとにならない「定年の壁」のこわしかた』
   田中靖治著(マガジンハウス新書)
読後感想をUPしようかと思っていたところ、昨日の新聞広告で
③PRESIDENT(3/31号)「定年」の新常識
を発見。
もう勢いで、こちらも購入
早速書店でぱらぱらっと中身を確認。「①②と内容がかなりかぶってるっ!」と感じましたが、ここまできたら乗りかかった船?(ちょっと意味は違いますが)と勢いで購入、かえって一通り目を通してみました。
かぶっているのもそのはず、③にある5つの小テーマ記事のひとつを①の著者である坂本氏が担当、2ページ分のコーナー記事を②の田中氏が書かれていたので・・・。
①は総務省・厚生労働省や著者の所属するリクルートワークス研究所の調査データをつかって、現在の定年前後年齢層の実態把握結果と考察から導き出された結論を説明するもの。amazonの評価コメントを見るとおおむね高評価なのですが、「平均的レベルからはずれる人には参考にならない」「内容が役人目線」などのコメントも。実際わたしも読後感としてそう感じました。”平均的レベル”の経済状況って、私個人から見てもわりと恵まれているレベルで、しかもドラマに登場する都会のビジネスマンっぽく感じちゃう。示されたデータと実感が異なるのは、算出された”平均値”とメジアンやモードがずれているからでは?①③とも年齢別の分布はデータのため、その年齢層でどう分布しているかは示されていないので。①の主たる要点は③にまとめられているので、①\920(税別)を購入する前に、まず③\780(税込み)を読んでみては?と思います。
①では定年退職後はお給料は低くても気楽にできる「小さな仕事」のすすめですが、②はさらにつっこんで「フリーランス」のすすめです。著者自身の体験も踏まえて、定年後フリーランスで食っていくための定年前からの準備、心構えが書かれています。私にとっては「いまさら」感はありますが、今後の心構え・・・・いやいや今からでも遅くないかも!③では定年後の仕事を考える上で、自分の強みを知るためのアドバイスが書かれています。
内容的には、①→②の順に読むのがいいと思っていたのですが、③がでてしまったので、③→②、さらに興味があれば①を読まれては・・・。といったところでしょうか。


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