よしっ、晴れた!今回はSE120本格出動2015年09月12日 23:59

前回の星空ながめが8/15。その前は6/6・・・。今年も結局さそり座、いて座の夏の星を見逃してしまいました。(西空が見えるところならまだ行けますが・・・・)。金曜の晩は久しぶりに夜の好天。この機会を逃すまいということで、今回はSE120を本格出動し、撮影具合を確認することにしました。

まずいつものアンドロメダ大星雲で撮影具合をチェック
まずは恒例のアンドロメダ座大星雲。写り具合は、80mmと変わらず。やはり、望遠鏡より星空環境の影響が大きいようです。

<ケフェウス座の散開星団:NGC6939とはくちょう座の銀河NGC6946>
これは今回初訪問。NGC6939、6946
せっかくなので、このあたりでまだ見たことがないものを・・・・と見つけたのが、散開星団と銀河のカップル。散開星団もかなり小さいので、ファインダーではちょっと見つけづらい。星の並びから見当をつけ撮影しました。銀河の方がわかるでしょうか?


今回も写らず・・・。また空のいい時に挑戦します
これまでの80mmでは見えなかったものを・・・・ということで、カシオペア座の散開星団+散光星雲:NGC281。残念ながら、これも光景が大きくなっただけでは見えず。散光星雲はなおさら・・・・暗さが重要なようです。

<こと座の球状星団:M56>
こと座のM56。天の川のまっただ中で、とにかくきれい
薄い星雲星団は諦めて、球状星団を狙うことにしました。最初は、こと座の球状星団です。小さいので5cmファインダーでもちょっと確認はむずかしい。これも星の並びから場所を特定して撮影しました。球状星団もさることながら、夏の天の川のまっただ中ということで、周りの細かい星がびっしり。低価格アクロの特長を活かせるシーンかも知れません。

<ペガスス座の球状星団:M15>
球状星団M15(19倍)
さあ次は何を・・・・と、「星雲星団ウォッチング」をパラパラめくっていて気がつきました。すでのペガスス座の前足は南中に近づいています。秋の大御所をすっかり忘れていました。ということで、急遽鏡筒をM15にむけました。このあと、M2を一旦32mmアイピースで撮影してから、ズームアイピースに切り替え、18mm設定で拡大撮影しました。(19倍→33倍に変更したことになります)。
球状星団M15(33倍)
SE120の口径を活かして、球状星団の星のつぶつぶを分解。まずまずのできばえになりました。

<みずがめ座の球状星団:M2>
球状星団M2(19倍)
こちらもM15同様、32mmと18mm設定の拡大版です。
球状星団M2(33倍)
追尾もまずます出来ているようですし(もちろん、オートガイドではありません)、縮小コリメートでのF値は、18mmアイピースの組合せでF1.3ということなので、もう少し拡大しても良かったかも知れません。

以上、ケンコーSE120(短い方)とセレストロンCG-4赤道儀という、お安い組合せでも、これくらいは撮れるんですね。個人で気軽に星雲星団撮影を楽しむには十分なレベルではないかと感じました。なお、写真のできばえで一番気になる「青ハロ」は、画像編集ソフト「コーレルPaintShop」の「自動パープルフリンジ修正」という機能を使いました。さすがに、ひどい収差は修正しきれないようです。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://inunekotorisakana.asablo.jp/blog/2015/09/12/7790205/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。