朝ドラをもう少し楽しめる:『牧野富太郎の植物学』2023年06月03日 12:35


牧野富太郎と植物学(NHK出版新書)
まだ読み切ってはいないのですが、朝ドラファンにおすすめしたい本。
『牧野富太郎の植物学』(NHK出版新書)の著者は、『らんまん』の植物監修をされている植物学者:田中伸行さん。
著者は、月曜日のオープニングスーパーに登場
『らんまん』の主人公:槙野万太郎のモデルとなっている牧野富太郎氏について、「”日本の植物学の父”といわれる」という形容詞で紹介されることが多いようですが、この著者によると「”日本の植物学の父”と呼ばれるべきは矢田部良吉氏」とのこと。(この矢田部氏はらんまんの田邊教授に該当する人物と思われます)。
というように、実在の牧野富太郎氏に関するこれまで紹介されている情報は、かならずしも正しいものではなく、著者はこの本の中で牧野富太郎さんの業績や史実を再検証、そもそも「植物学って?」やドラマにも登場する専門用語や標本・植物画の位置づけ、植物学の歴史・・・・などを解説。
ドラマの登場人物やストーリー/エピソードが実在の誰でほんとうはどうだったかを比較しながらドラマの進行を視聴するのも興味深いところです。
本の内容は植物学の歴史や関係者の紹介など、どちらかといえば学術書に近いもので、正直読んでいて面白いというものではありません。全部を理解せずとも、さらりと読んで得られた情報で、朝ドラ『らんまん』をより楽しめるのではと思います。


四日市あすなろう鉄道カレンダー6月版2023年06月04日 11:22


四日市あすなろう鉄道カレンダー6月版
四日市あすなろう鉄道カレンダーの6月版がUPされましたのでご紹介。
今年のカレンダーは、今は見られない車両たちの写真。6月らしくあじさいとパステルカラー車両の共演です。
紹介記事(英文あり)は、
facebook「NPO法人 四日市の交通と街づくりを考える会」で。

画像のダウンロードはこちら。

ボカロに挑戦!第8弾「青空」UPしました2023年06月05日 20:00


「青空」UPしました
第8弾は、渡辺美里さんの「青空」です。ほんとうは5月中を目指していたのですが、手こずってしまい1週間ほど余分にかかりました。
「青空」は、92年7月発売のアルバム「HELLOW LOVERS」に収録、11月にはシングル「メリーゴーランド/青空」としても発表された曲です。
このうたをご存じなければ、ぜひ・・・
この「青空」、30年近く前になりますが結婚式会場が披露宴の入退場BGMに好きな曲をかけていただけるということで、キャンドルサービスの入場曲にこの「青空」を選びました。(今思うと、著作権は大丈夫だったのかな?)。ということで、思い入れのある曲ですので気合いを入れて制作したんですが・・・・。8作目にしてはじめて、フレーズごとに歌い出しと伴奏のタイミングが前後するという問題にみまわれ、その調整に時間がかかってしまいました。
ご視聴いただければ幸いです。



たんぼでタニシ増殖中2023年06月10日 21:32


ひさしぶりのさんぽ中に、ちょこっと自然観察
本日、かなりひさしぶりに町内さんぽをしました。最近、運動不足を痛感させられることがたびたびありまして・・・・。
町内のさんぽではありますが、海を眺めながら/通り過ぎる近鉄車両をながめながら/道ばたの草花や庭の花木をながめながら・・・と、1時間ほどの散歩ですが、けっこう楽しめます。
朝ドラきっかけで牧野さんに関する本を読んでいるところですが、このところ”身近な自然”に目を向けることを怠っていることを反省する機会になりました(詳しくは後日)。そんなこともあり、今日はたんぼをしげしげとながめながら歩いていると・・・・、タニシを発見!もうたんぼからはいなくなったと思っていたのですが、以前のように強い農薬をつかわなくなったからか、用水設備が整備されて水がきれいになったからか・・・。家に戻って調べてみると、ジャンボタニシと呼ばれる外来種は、稲を食べる困り者だそうで、このタニシはどちらなのか?写真中央の大きめの石の横にいる長細い緑色の生物:ウマビルというヒルの一種だそうで、小さなタニシを食べるとのことで、吸血はしないそうです。
ちょっとした自然観察きっかけで、「タニシ」と「ヒル」の認識がかわりました。


『牧野富太郎の植物学』を読み終えて2023年06月16日 19:07


身近な自然を観察する楽しみを再認識
このブログを始めたきっかけは、わが家にシェルティ犬:マロンを迎え入れたことですが、ブログタイトルのようにわが家にはねこ、セキセイインコ、金魚がいて、マロンを中心に他の家族たちの様子を・・・ということでした。さらには、うちの庭やマロンのさんぽ中に目にとまった草花、野鳥、昆虫、その他の生き物の話題も・・・・。
最近は眠らせていた趣味が復活したり、新たにボカロに手を出したりと、趣味の話題がほとんどですが、この本を読んで前述のような当初の記事内容のことを思い出しました。
「植物学」というと難しいものに感じますが、牧野さんはとにかく植物を愛し日本中の植物を見て名前を知り、名のないものには名前をつけ、日本中の人に知ってもらうことに一生懸命だった人。
昆虫といえば、ファーブル。動物といえば、シートン。そして植物といえば、マキノ・・・と小学生のときにすり込まれたままずいぶん縁遠くなってしまってました。定年で気持ちの余裕もできたことで、改めて身近な自然に目を向けることを意識しようと思った次第です。


三菱「デリカミニ」のパンフレットもらってきた2023年06月24日 13:09


デリカミニのパンフレットをもらってきました
本日、車検のため愛車デリカD:5をディラーに持ち込んだ際、デリカミニのパンフレットをもらってきました。TVCMでは、水川あさみさんとキャラクター犬(「デリ丸」と決まったようです)の共演が話題ですが、パンフレットは若いファミリーをテーマにした写真となっていました。
アクセサリーカタログには2台分のペーパークラフトが
『Accessoriesカタログ』には写真のようなデリカミニのペーパークラフト付き。せっかくなので、後日作ってみたいと思います。
メーカーの予想以上に注目&人気のようで、ジムニー程でもないが他社の○○クロスや△△ギアのように”見た目”だけではない、オフロード・・・・というかラフロード対応に足回りを変更しているとのこと。その分値段は高くなっているようですが、走行性UPとブサかわデザインが当たったみたい。あと1ヶ月もすればあちこちで見かけるようになるのかな?


『ナマケモノはなぜ怠けるのか?』を読みました2023年06月28日 18:52


ナマケモノはなぜ怠けるのか?を読みました
前回が”植物もの”だったので次は”動物もの”ということで、たまたま書店で見つけタイトルに惹かれ読んでみました。『ナマケモノはなぜ怠けるのか?』~稲垣栄洋著(ちくまプリマー新書)です。
小説で言えば短編集のタイトルようなもので、ナマケモノ・・・・は本の一篇。30以上の動物や昆虫、植物が登場し、それぞれの特長とそれがなぜ?そうなのかが説明されています。ネタバレになりますが、それは進化の過程で「生き残ること」「食を得ること」~いまこの世界にいる生き物たちが生き物どうしまたは環境変化の中で、勝ち残ってきた理由ということ。「ナマケモノ」なんて不名誉な名前をつけられてしまった「うごきがおそい」という一見否定的な特”長”も、「だからいま生きている理由」なんだと肯定的に紹介されています。
そして最後に登場するのがひと。ひとは「種」としての特長だけでなく、個体ごとの特長=”個性”が多様にある。ひとが個性を伸ばし多様性に富むことにも、肯定的な意味があることに話が展開されていて、なかなか奥深い内容でした。小さな子ども向けの絵本にしてもいいのに!と思った次第です。