ことしの憲法記念日は・・・・・2020年05月03日 10:08

例年通り、主要新聞社がWEBに公開している社説を一通り読んでみました。1年前は「令和」「新天皇」フィーバーの中で迎えたこともあって、「天皇制」に関する話題がTVやネットで多く取り上げられていました。新型コロナウイルス惨禍のなかで迎えた今年は、安倍首相の『緊急事態条項』発言もあって、各社の社説では憲法への『緊急事態条項』明記の賛否もしくは今議論が必要かという内容が述べられています。
私たち国民のレベルでそれを考えるとき、どうしても前提として考えてしまうのが、「現在の政権や政治家に」委ねてしまって大丈夫?という懸念です。さらに「非常事態」状況下での国民の意識やそれに大きく影響するメディアやネットなど情報の確からしさも心配です。
「自粛」や「制限」など国民にいろんな「がまん」を強いられている状況や、営業を続ける飲食店や公園で遊ぶ子どもが警察に通報される状況など、「欲しがりません勝つまでは」の状況と重なりはしないだろうかと思ってしまいます。一方で、営業を続けるパチンコ店や堤防に群がる釣り客を写し、「強制力がないとこういうことになる」と印象づけるTVニュースは、「緊急事態条項」必要との思いに誘導し用としているのでは?なんて感じたり・・・。
そういえば、半月ほど前の情報番組で「ほんとうに恐ろしいのは、この後に来る恐怖や不信感」といっていたのを思い出しました。つい半年前には、度重なる自然災害のなかラグビー日本チームの活躍で「ONE TEAM」ということばや行動がもてはやされていたばかりなのに・・・。
今年の憲法記念日は、単に日本国憲法という法律や制度を考えるというだけではなくて、その根本にある「民主主義を育む」ために、私たち一人一人がどんな意識や行動をすればいいのか?ということを考えさせられる日になりそうです。


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