ZTF彗星を撮る(その1)2023年02月06日 11:34


青みがかっているのは月明かりのせい?
寒さと空の状態をいいわけにしてここまでサボってきたのですが、寒さも少し緩んだことやこれから一週間近く空の状態が良くないらしいことから、「今観て、撮しておかないと、このまま観られなくなるかも!」と思い、昨晩ひさしぶりの星空眺めを行いました。満月近い、彗星を観るにはよくない条件ではありましたが、5等の明るさということで今後への練習もかねて・・・・。この日は、ぎょしゃ座のカペラの真北というわかりやすい位置にあるのは好都合。実際、口径50mm×8倍のファインダーでも、カペラから北へ視野を移動し、簡単に見つけることができました。
本当ならCMOSカメラUranus-Cを使って・・・と行きたいところですが、まだいろんな設定になれていないので、確実性を重視して従来の「縮小コリメート」で行いました。SE120+24mmアイピースの組合せです。それでも久しぶりの稼働のためかSDカードの接触が悪く、最初は書き込み/読み込みエラーが頻発!撮れた画像は真っ青!とハプニング続きでした。
「画像が真っ青」の理由のひとつは、Comet BP Filterを使ったためなのですが、それをはずしてもまだ青みがかった状態で、この理由はわからないままです。(TOP画像が撮って出し:少し青みがかっている)。
そんなわけで、今回は画像を白黒にてご覧いただきます。残念ながら月明かりで彗星の尾は映し出せず・・・。後日再チャレンジするぞ!(という気持ちを込めて、タイトルをその1にしました)。

8秒露光×8枚をコンポジット&トーンカーブ補正したもの
8秒×8枚のコンポジット画像

8秒露光×17回分の撮影(1枚目~17枚目:約10分)を彗星で位置合わせしてコンポジット&トーンカーブ補正したもの

撮影データ
機材:SE120+Hyperion24mm+GPDにSkyWatcherGOTOキット取付け+LX7
撮影条件:f/1.4(開放端)、(8枚コンポジット)ISO320/(メトカーフ)ISO200~320混在、8秒
画像処理:8枚コンポジット:YIMG、メトカーフ:RegiStax6、トーンカーブ補正:PaintShop2023
位置情報はWeb「今週の明るい彗星」を参考にさせてもらっています。

ZTF彗星の位置