『最高のコーチは、教えない。』を読みました2023年05月28日 18:35


「最高のコーチは、教えない。」を読みました
ひさしぶりに読書ネタです。現役時代の終盤は、とても本を読む(精神的な)余裕がなかったので、本を読むことももう何年ぶり。
この春のWBCでの侍JAPANの活躍に感銘を受けた人は多いでしょう。絵私もそのうちのひとり。選手の活躍もさることながら、栗山監督の選手起用、采配、チーム作りなども注目されました。「あのときどう考えてあの判断?」はすっごく興味があり、最初は栗山監督の本を読んでみようかと思い、書店に並べられた『栗山ノート』に目を向けましたが、「ひさしぶりの読書が単行本はなあ・・・」(もともと新書にこだわりがあり・・・・)ということで、新書コーナーで物色。みつけたのが、侍JAPANコーチ・いまロッテマリーンズ監督をつとめる吉井監督の本でした。
定年退職した私が”コーチング”の本を読むのも「いまさら」な感じもするのですが、まあ今後どんな職に就くかもわからないし、いまだ「育成・指導」にはなんか興味がありましたので。
選手時代は「ぜったいコーチなんかやりたくない」と思っていたという吉井監督でしたが、あの団野村さんの勧めで決心。筑波大で学んだコーチング理論に加えプロ野球・メジャーリーグ選手時代の経験も踏まえコーチング指南書です。出版に当たりスポーツだけでなくビジネスシーンでも同様とビジネス書として読まれることを意識して書かれており、実際なるほどと感じたことがいろいろ・・・・。「いまさら」ですが、在職時に受けたコーチング研修や自分の経験と”答えくらべ”しながら読みました。「教えるのではなく、考えさせ気づかせろ」とよく言われるのですが、時間がそれを許さないことが多いのでねぇ・・・・・。