改めて「光軸合わせ」:縮小コリメート撮影2017年08月14日 09:44


今回の接続状態
これまで、縮小コリメート撮影をぼちぼちとやってきましたが、①良い写真を撮るためには光軸あわせが重要ポイント ②そのためには、鏡筒-接眼レンズ-カメラを接続するアダプターが鍵 ③これまで笠井SV-32とセレストロンズームアイピースを使ってきましたが、倍率を上げるため接眼レンズを交換したい・・・・ということで、いろいろ画策してきました。

こんなアダプターを使っています
現時点のその結果が、写真の接合状態になります。
ビクセンのフリップミラーは、眼視と写真の航路を切り替えられるので、大変便利なのですが、鏡筒とフリップミラーの接続部が難ありで、特に光軸にシビアな縮小コリメートでは×。これについては、以前ブログで紹介したとおり、鏡筒側にクリックロックアダプターを導入。フリップミラーがセンタリング固定される構成にしました。
同様にフリップミラーの接眼側もセンタリング固定に変更。こちらは、Morblue扱い「TP538-1.25インチクイックロック アイピースホルダー」(注:国際光器扱いのバーダー社「クリックロックアイピースクランプ 1/4""/T-2」は間違いでした)を使用しました。アメリカンサイズのアイピースなら、これでなんとかいけると思います。
接眼レンズをバーダー社ハイペリオンに変更し、カメラとの接続にはオプションのアダプターM43/T-2リングを使ってみたのですが、距離が離れすぎて撮影できる状態ではありませんでした。今回は、SP54/M52リングを使用。ちょうどカメラのレンズが接眼直近に来る状態になり、結果はカメラを密着させたものとほぼ同等になりました。

ハイペリオン24mmを使って撮影した状態
ということで、上記の組合せで撮影した生画像がこちらです。

周辺部半分くらいは像が歪んでしまっていますが、これまでフラットエイドを使って光量ムラ補正をしていた作業はなくせそう。ちょっと進歩した感じです。