反射鏡デビュー:やっぱり扱い難しい?2020年10月03日 14:40


はじめての反射望遠鏡撮影です
以前から「口径アップ」をいろいろと考えていて、候補の一つがビクセンのR200SSでした。このたび、お手頃価格で旧型ですが手に入れることができました。日曜日夜、木星・土星撮影に使用開始しましたが・・・・。
一番の使いづらさは、ピント調整の可動域が短いこと。バローレンズを使うと接眼部を短くしないとピントが合いません。ピント合わせもデュアルスピードフォーカサーがないとつらいと感じました。
結局、風も強くて惑星の写真はぼけぼけ状態だったので、「このままでは終われない」と月夜ということもあり、天頂付近にいる惑星状星雲を狙いました。
まずは、無難に月。もっと拡大も撮影しましたが、見た目イマイチなので今回は没です。
次に、こと座のリング星雲ことM57。接眼レンズは屈折時代にはあまり出番がなかった10mmです。R200SSとの組合わせで80倍。デジカメLX7との縮小コリメートではF1.9の明るさです。それでもM57は小さいので、もっと拡大したいところですが・・・・。
リング星雲ことM57。まだ小さいなあ。

もう一カ所、こぎつね座の亜鈴星雲ことM27。こちらはでかい!
両方とも4枚のコンポジット後にフラットエイドで光ムラ補正。M27のみ画像ソフトでトーンカーブ補正しました。
亜鈴星雲ことM27。こちらは大きく写せます。

実は、画像処理の段になって気づいたのですが、画像の中心から少し上側に、ドーナツ状の影が・・・・。光軸がずれてるから?となれない反射望遠鏡に原因がわからず戸惑いましたが、あるHP(http://mtnsuzuki.la.coocan.jp/ring.htm)で「ゴミの影響」ということがわかりました。カメラレンズなのかカメラ内部かまではまだ特定できず、除去できるかも不明ですが、まずはフラットエイドで影をなくすことはできています。
謎のドーナツ影。ひとまず原因がわかりましたが・・・

といことで、旧型のR200SSですがデュアルフォーカサーは取り付けられるようですので、屈折につけたものをつけようかと考えております。