サワコの「新書」2012年02月21日 23:50

TV番組でのトークに惹かれて・・・

以前このブログに書きましたが、土曜朝のTV番組「サワコの朝」はお気に入り番組のひとつです。先週のゲストはマツコ・デラックスさん。普段のバラエティ番組でのマツコさんとはちがう一面が見られました。最後に口にした「せっかくいい話で、また世間をだませるところだったのに・・・・」というコメントは、マツコさんの”テレ”が現れていて、印象に残りました。その番組のインタビュワーをつとめる阿川さんが書かれた「聞く力」(文春新書)をたまたま書店で見つけ購入しました。池上彰さんの「伝える力」は続編を含めベストセラーのようですが、それに対抗?かと思うタイトルです。話は少し反れますが、いまのような混沌とした社会状況の時代には、どうしても派手で雄弁なリーダー像がのぞまれるようです。ことば巧みな・・・・・というか、印象的な単語やフレーズとそれを報道するメディアの力で人気を得る政治家が典型ですが、そういうひとに限って”聞く耳”は持ち合わせていないようです。今ほんとうに必要なのは、市民の中に入って地道に対話や状況把握をしてくれる(選挙のポーズではなくて)リーダーだと思うのですが・・・・。そんな気持ちもあって、そしてTV番組での軽妙なことばでゲストのことばを引き出す阿川さん著作ということもあって、この本を手に取りました。まだ、かなり長めの「はじめに」を読み終えたばかりですが、その文体は中島みゆきさんのトークと重なるところもあり・・・・。TV番組とあわせて、たのしみです。