「覚悟の決め方」を読みました2014年11月06日 23:58

雑草魂:上原の「覚悟の決め方」

元ジャイアンツ、現在メジャーリーグレッドソックスの上原投手。逆指名してまでの巨人入団の経緯からあまり好きにはなれなかったのですが、「雑草魂」を座右の銘といい、ベンチからの敬遠指示になくなくしたがった様子が、なにか惹かれるものがありました。そんな上原投手が、昨年メジャーリーグ優勝チームの話題の中心に。天才肌のイチローの活躍とはちがう”共感”を感じていたところに、書店でこの本を見つけ購入しました。本のタイトルもいいです。最近、仕事上のいろんな場面で「こいつ、覚悟が足りないっ!」と腹立たしく思うことがしばしば・・・・。振り返ってみれば、「巨人の星」や「アタックNO.1」に代表される”スポ魂”アニメで育った私たち世代から見て、上原投手の「雑草魂」はまさに”スポ魂”そのもの。「ひたむきな努力こそ・・・・」「苦しい時こそ・・・・」という考え方が随所に出ています。そんな首尾一貫した「雑草魂」の彼の本であるが故に、本の内容自体は一辺倒で、読み物としては正直あまり面白くはありません。しかしながら、私たちスマートに生きられない”スポ魂”世代の方には、彼の野球に対する姿勢とサクセスストーリーに、共感を覚えるのではないかと思います。