ズームはあきらめ、バローで拡大2018年05月05日 16:21


やはりこんな視野しか得られません
ハイペリオンズーム8~24mmを使って、惑星や球状星団の拡大撮影を試みてきましたが、視野が狭いことは解消できず。そういえば・・・・と、2インチでなく、31.7mm接続状態でやってなかったと思い立ち、昨晩改めて確認してみました。結果はNG(冒頭写真)。いっそう、視野が狭くなってしまいました。

17mmとバローレンズの組合せ
それならと、ズーム使用をあきらめて、17mmアイピース+2.5倍バローレンズの組合せで試してみると、通常の17mmのみと同様な視野が得られました。バローをかませている分、たぶん画質は落ちるのだと思いますが、7mmアイピース相当の拡大率が得られます。

24枚コンポジット原寸切り出し
さっそく、木星を撮影。コンポジットする前提の撮影ですが、今回は動画ではなく、カメラの連写機能を使って連続撮影を行ってみました。まだマトモにRegistaxを使ったことがないので、一旦24枚分を放り込んで、設定はデフォルト、すべてAutoで処理した結果がこの画像です。ちょっと拡大すればわかりますが、もう少し倍率を上げないとこれ以上の模様は描き出せそうもないようです。

FlatAde処理後の画像
さて、次は球状星団。まずは、M3を狙ってみました。合成F値は、5.2相当に落ちるので、感度を250→800に変更し、30秒~40秒あたりで撮影しました。画像処理はいつも通り、yimgで4枚平均合成→FlatAdeで光量ムラ補正(必要ないみたいだけど)→PaintShopでトーンカーブ補正です。これだけの大きさがあると、トーンカーブの設定でいろんな表情にすることができ、今回はトーンカーブ補正前後の画像をUPしておきます。ボリウム感とつぶつぶ感を意識した補正結果ですが、いかがでしょう。これだけちがうと、ちょっとインチキくさく感じてしまいます。
トーンカーブ補正後の画像

ところで、月と土星の大接近を写そうと、2時頃外へ出てみましたが・・・。空は一面雲に覆われていて見ることはできず。今夜も曇るようなので、土星はしばらくおあずけです。