「若田光一 日本人のリーダーシップ」を読みました2016年03月23日 23:59


若田光一 日本人のリーダーシップを読みました
宇宙関連本ということもありましたが、むしろこれまでいろいろと読んできたアスリート本に近い感覚で手に取りました。若田さんが宇宙に行かれていた時はそれほどの関心も無く、船長になったことについても「そうなんだ・・・・」くらいの感想でした。(もちろん、すごい人だなという気持ちは持っていましたが・・・・)。たぶん、それくらい"遠い人"という感覚だったのだと思います。
この本には、若田さんの船長になっていくための訓練中の様子や、自身のコメント、察する悩み、周囲の若田評などが紹介されています。意外だったのは、若田さんがもともとはそれほどいわゆるリーダーシップ溢れる性格の方ではなかったということ。親友が語る子どもの頃の若田さんは、それまでの"遠くの存在"から一気に身近な存在に変えてくれました。この本の中では、「日本人の」とか「和」ということばが強調しすぎるくらい登場するのですが、たしかに若田さんの人柄という点からすると、ピッタリだと感じます。ご本人も「和」の心ということを言われていたそうですし。
そういう意味では、以前読んだ全日本女子バレーボールセッター竹下さんが書かれた「セッター思考」に近いリーダー像をイメージします。
宇宙飛行士という特殊な仕事という面だけでなく、むしろ中間管理職としてのひとつの「リーダーのあり方」が描かれた本でした。



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