月が出てても球状星団なら・・・ ― 2015年05月28日 22:04
26日の星空ながめの釣果紹介です。
月齢7.9で空は明るい状態でしたが、東の空に昇り始めた初夏の星座には、メジャーな球状星団があちこちに・・・・。明るい球状星団なら、月明かりはそれほど影響がないのでは?ということで、ヘルクレス座あたりから散策を始めました。
<ヘルクレス座の球状星団:M13>
「最も美しい球状星団」といわれているそうです。双眼鏡でも十分確認できる明るさ。ζ星からη星に向かう途中に見つけることが出来ます。こう少し拡大して撮影すると見映えがするのですが、今回は素直にカメラレンズは開放端(F1.4)で撮りました。それでも周辺部の細かい星がきっちり点になっていて、とりあえず満足です。
<ヘルクレス座の球状星団:M92>
π星から北に視野を移すと、これも双眼鏡やファインダーで見つけることが出来ます。M13と比べるとサイズは小さめですが明るさはまずますです。
<へび座の球状星団:M5>
てんびん座のβ星から真北に進んで星がにぎやかになったあたりで見つけることが出来ます。へび座の5番星の近くなので、見つけやすい場所にあります。大きさはM13より少し小ぶりですが、周辺部のまばらになった部分がM13より広がっているので、こうやって写真を撮ると、周辺部に広がっている細かい星がM13と比べて、みごたえがあります。
<へびつかい座の球状星団:M107>
ζ星から南方やや西よりに視野を移すと・・・・。さすがにこのM107はくらいので、眼視で見ることもできませんでした。そんな訳で、当てずっぽうで試し撮りし、その後M107を視野なかほどに調整して本番撮影。このあたりは露出時間が短い縮小コリメートならでは。感度を上げたり時間を伸ばしたりして撮影してみましたが、空が明るいので、星団は暗めですが他同様の条件が一番良かったです。
今回からピント合わせにバーチノフマスクを使用しています。まだ使い方マスターしたとはいえないですが、今回球状星団の周辺の細かい星を見る限り、まずまずの成果といえそうです。
<使用機材>
鏡筒:ビクセンED80S、赤道儀:セレストロンCG-4(モータードライブ)
接眼レンズ:笠井SV-32、カメラ:Panasonic LX7
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