Youtuぶらり企画)日本語の動詞が最後なのは? ― 2025年07月13日 11:06
YouTube動画には”日本礼賛”動画が溢れている。日本人の礼儀や慣習、日本のインフラ技術や文化について、来日者が驚き感心するという動画が多いのだけど、たまに日本語の特異性がテーマとなっているものがある。今回見つけた動画は、”日本礼賛”動画というわけではないのだけど、日本語の構造がなぜ動詞や結論が最後なのか?について、西田幾太郎の研究結果という形で紹介しているもの。ネタバレ的に結論をかいてしまうと、他国のことばは「自分の考えを述べる」ことに重きを置いているのに対し、日本語は「その場の状況に応じて話を加減する」ことを重視していること。これが「話すこと」重視か「聞くこと」重視かの違いになっていて、海外の方は日本の会話をまどろっこしいと感じる一方、日本語を学んだ人は話を「最後まで聞く」習慣が身につくのだそう。
振り返って、私が家で奥さんの話を聞くとき「ムダに長くてまどろっこしい」と感じてしまうことがよくある。「仕事上の報告ならOUT!だな」と思ってしまうが、これは仕事の中で欧米風の「報告」になじんでしまったからなのかとも思った。日本の会話は”結論を知らせる”ことではなく、会話で話される”状況を共有すること”に向いた言語だそうだ。(といいながら、この動画も半分くらいの時間にできるでしょ!と思いながら聞いてました)。
なぜ日本語は『結論を最後にする』のか? 実はとても深い理由がありました。。 (西田幾太郎)
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