「経済学からなにを学ぶか」を読みました2015年06月21日 11:02

むずかしすぎる・・・・けど、お勧めします

振り返ってみると、「経済」の勉強をするのは高校の「政経」以来?と思うほど、「経済学」とは縁遠い・・・。社会科学分野は決して嫌いではないのですが、哲学とか地理とかに嗜好が向き、歴史や経済はあまり好まない私です。この本を書店で見つけて、「経済学か・・・」と思ったのですが、中身は"経済学そのものの勉強"というより、(ヨーロッパの)歴史と経済学を学ぶ-経済学史のような内容でした。むかしむかしの著名人って、科学者であり、哲学者でもあり、そして経済学者でもあり・・・・というイメージがあり、そう考えると経済学者の側面を知らないのは、片手オチだった・・・という反省も込めて、この本を読んでみることにしました。内容はとにかくハード、はっきり言ってまったく頭に内容が入ってきません。でも、「朝読」というスタイルなので、あまり"理解すること"にこだわって前に進めないのもおもしろくない!ということで、とにかく理解が出来ず頭に入ってこなくても、どんどん読み進めて、なんとなく全体像を、「そのときどきの経済事情とそのときの経済学者がどんなことをいったのか」という流れをつかむくらいの気持ちで読みました。時代時代によって、そのときの社会問題を真摯にとらえどう経済的に解決するのかを表明した人、そのときの体制におもねるような経済理論を主張した人など様々だったようです。昨今、T・ピケティ氏の「21世紀の資本」が世界的に話題となりましたが、いまの"くらしにくさ・生きにくさ"から脱却するためには、私たちももう少し「経済」のメカニズムを学んでおく必要があるのかも・・・?そんな気がしました。