60年代の「ライフ」、いまの「LADY JANE」? ― 2015年11月14日 18:47
中島みゆきさんのNewアルバム「組曲(Suite)」をやっと聴きました。で、ちょっぴりの感想です。前作「問題集」でもそうだったのですが、今回はいっそう「むかしに戻ってきた」ように感じました。うたの内容(歌詞)や構成、曲のメロディやアレンジ・・・・。でも、よく聴くとちょっとちがう・・・。そんなわけで、取りあげたのがこのタイトル。アルバムの最後のうた「LADY JANE」。どうも下北沢にあるジャズ喫茶のようなのですが、歌詞の構成や内容がアルバム「あ・り・が・と・う」の「店の名はライフ」を連想させます。「ライフ」は架空のお店らしいのですが、当時ファンが北海道の「ライフ」というお店探しをしたのだとか。「ライフ」に登場する客は、恋愛や社会情勢を議論する(むかしの)若者でしたが、今回の「LADY JANE」には、愛や別れを言い出せずジャズをただ聴くだけの二人・・・・。
アルバムのラストのうたが、「空がある限り」ではなく、この「LADY JANE」ということもかつてのアルバムとはちがうことを感じます。「問題集」よりもハードでヘビーなうたが多いのですが、最後のうたが「LADY JANE」であることで、途中の重さを引きずらずにすむような・・・・。何度も聴いて、ゆっくり感じじっくり味わいたいうたがぎっしりのアルバムです。
「店の名はライフ」歌詞:http://www.uta-net.com/song/53885/
「LADY JANE」歌詞:http://www.uta-net.com/song/196926/
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