東海道新幹線の車内検札廃止にちなんで2015年11月20日 21:52

東海道新幹線の検札廃止で、私の体験談を2題

今や日本には、「新幹線」と名の付く路線がたくさん出来ていますが、車内検札をやっているのは東海道新幹線だけだそうです。たしかに上越新幹線ではやってないな・・・と改めて認識。

そういえば、9月に出張した帰りの上越新幹線で、こんなことがありました。2階がグリーン車、1階が指定席という7号車に乗車した際、車内には10人足らずの乗客しかおらず、「1階席っていつもこんなに空いているのかな?」と感じながら、二駅ほど過ぎたところで、私のとなりに若者が着座しました。その時点でも、二列/三列とも空席状態が半分ほどはあったと思います。「こんなに空いているのに、この二列とも埋まるなんて・・・・?」と感じながら、また二駅ほど過ぎたところで、乗務員の方がとなりの若者に「きっぷを拝見」と声をかけました。若者は眠っていたよう(に見えたの)ですが、それでも乗務員さんはしつこく「お客さん、きっぷを拝見・・・」と声をかけ続けます。「やけに、しつこいな」と感じながら様子をうかがっていると、その若者がやっと目を覚まし、小さな声でなにやら乗務員に話しました。「この車両にはおすわりいただけませんので・・・・」と乗務員。なるほど・・・・。ようやく私も事態が飲み込めました。「乗務員さんには、予約された席か空席かわかるんだ」と妙に感心。そんなわけですから、皆の検札はやっぱり必要ないのでしょう。

一方で、検札がなくなると残念なことも・・・。最近、検札が女性乗務員さんにあたることが増えてきました。なくなっちゃうのはちと残念。そういえば、こんなことも・・・・。女性乗務員さんが私の乗車券と特急券への押印を終え、2枚の表面をあわせて私に返したのです。瞬間的に「わざわざ変わったことするなぁ」と感じたのですが、そのあと「そうか!」と気がつきました。はんこのインクが服や鞄に付かないようにとの心遣いだったのです(たぶん)。これまでそんな経験は無かったので「女性ならではの心遣いだ!さすが」と、これまた感心した次第。やっぱり、ざんね~ん!