文化の日の惑星撮影(土星・木星)2024年11月10日 14:14


土星撮影中のライブスタック画像
久しぶりに空の状態がよかった、11/3(日)の星空ながめ。まず18時過ぎに
話題の紫金山・アトラス彗星の撮影に臨みましたが、残念ながら写らず。6等レベルの明るさは、鈴鹿市街の光害の空に埋もれてしまってました。
気を取り直して、望遠鏡を出して惑星撮影に臨みました。最初は星雲星団も対象に考えていましたが、大気中の水分量が多そうで、少しかすんだような空具合でしたので、再度の土星、東に上り始めた木星の撮影に変更しました。TOP画像は土星のスクリーンショットですが、ライブスタック画像も前回よりぼやけている印象でした。ピントもバーティノフマスクを使って合わせ混みましたが大差なし。
ということで、StellaImageを使ってコンポジット→レベル調整→カラーバランス→スマートマルチバンドシャープ→惑星色ずれ補正の処理を行った画像がこちら。
<土星>
画像処理後の土星画像

<木星>
画像処理後の木星画像

木星はもうちょっとシャープな画像になると期待していたのですが、大気の状態+低高度という条件ではここまでのよう(もちろん腕前の問題も)。
ただ、以前のように接眼レンズとデジカメを使ったコリメート撮影に比べれば、簡単にきれいな画像が得られるようになりました。しかも撮影時はライブスタック画像をPCで観られるし・・・・。木星は今後に期待!です。


今夜はいけそう!星空ながめ2024年11月03日 10:07


やっと、夕方~夜に晴れの天気!
SNSやYouTubeにアップされている話題の「紫金山・アトラス彗星」を観られる最後のチャンスかも。も6等まで下がっているので、うまく写真に写ってくれるかどうか・・・・。
今夜の星空の様子。
今夜は月がないので、惑星だけでなく星雲星団も観望びより。木星はまだ上がりきらないので、今夜は土星とアンドロメダ星雲(M31)、亜鈴星雲(M27)あたりを狙おうかと思っています。


ひさしぶりに星空ながめ:土星撮影(2)2024年10月13日 12:57


バローなし。
土星撮影の続編です。StellaImageを使って、昨晩撮影したaviファイルをコンポジットしました。TOP画像は、カメラを直結~バローレンズを使わない撮影画像です。撮影時のSharpCap4.1画面で見たライブスタック画像よりは、カッシーニ間僚が少しわかる分だけコンポジット効果があるのかな?という感じです。
バローあり
こちらが、×2.5のバローレンズで拡大撮影したコンポジット画像です。昨夜のPC画面はボケボケ状態でしたが、バローなしよりはぼやけたもののまずまずの見た目になりました。1:1サイズよりやや縮小サイズで観るとまずまずです。とはいえ、BKMAK150(口径150mm、焦点距離1,800mm)ではこんなものなのかなあ・・・。
ただ、StellaImageでの処理のやり方がまだまだ最適ではないと思うので、もうちょっと頑張らないと。次は木星だ!

<撮影機材・条件など>
・鏡筒:SkyWatcher BKMAK150+天頂ミラー
・カメラ:Player One Uranus-C(フィルタなし)
・バローレンズ:KASAI ×2.5(三枚組レンズ)
・赤道儀:Vixen GPD + SkyWatcher GOTOキット取付
・撮影ソフト:SharpCap 4.1にて1分間(露出時間1.5ms/
 ・バローなし・・・・GAIN:569、露出時間:1.5ms
 ・バロー使用・・・GAIN:594、露出時間:5.18ms
・画像処理ソフト:StellaImage 9
 両方とも上位20%(なし:1200枚/あり:800枚)にてコンポジット




ひさしぶりに星空ながめ:土星撮影2024年10月12日 23:23


ただいま土星を撮影中
今夜、ひさしぶりに天体望遠鏡を出動!宵の時刻に南中する土星を撮影しました。土星と地球の位置関係が”よこ”?になってきて、土星の輪がかなり”線”に近づいてきました。そして今夜やりたいことは、2.5倍バローを使ってみるということ。
バローなし。エリアサイズを1280×720にしています
まず、BKMAK150に天頂ミラーを経由でUranus-Cを接続して撮影したもの。惑星用ライブスタックを使ったPC画面です。
2.5倍バローを使ってみましたが・・・・。
そして笠井の2.5倍バローを使ったもの。う~ん、やっぱり無理があるのかなあ。拡大されてもぼやけた像になっています。
月を写して見ましたが、ピントは大丈夫
ピントがどうかと、この状態で月に向けてみたところ、まずまず合っているように思います(でも、ちょっと甘いか・・・・)。
ということで、今日は速報でした。明日aviファイルのデータを使って画像処理してみます。どんな画像に仕上がるか、楽しみです。


「チ。-地球の運動について-」観ました2024年10月06日 11:42


NHK放送アニメ「チ。-地球の運動について-」
昨晩NHKで放送開始したアニメ「チ。-地球の運動についてー」を観ました。知人のSNSで紹介されていたのですが、昨日書店で見た「星ナビ」でも紹介記事があり「これは見てみないと!」と思い視聴することに。
観て思いだしたのが、ジョルダーノ・ブルーノとガリレオ・ガリレイの逸話。ジョルダーノ・ブルーノは裁判で自説を曲げず死刑になった。一方、ガリレオは”地動説は間違いであった”と裁判で宣言したが退場時に「それでも地球は動いている」とつぶやいたという(今では事実ではないとされているそうです)。こどものころから、ガリレオの行動を肯定的に受け止めていたのですが、大学の「科学史」という授業で「ガリレオの裁判での自説否定が科学の歴史を100年遅らせた」という説明がされ「どちらが正しかったか」なんてテーマで延々と講義を聴かされた記憶も・・・・・。
中世ヨーロッパの宗教と政治と自然科学が一体になっていた時代の物語は今の時代の私たちには理解できない部分もありますが、時代の重苦しさのなかで正しいと思うことがいえない私たち、どこかの首相と重なるところもあるように思います。

NHKオンライン:チ。-地球の運動について-のページ
https://www.nhk.jp/p/ts/J9Q7GNJNX3/


星ナビ10月号購入:彗星いつが見ごろ?2024年09月07日 13:47


星ナビ10月号を購入しました
いま天文ファンの間で注目と期待が高まっているのが、紫金山・アトラス彗星。その特集記事と”ラッキーイメージング”の記事目当てで10月号を購入しました。
明るさのピークは10月初だけど・・・・。
その紫金山・アトラス彗星、太陽に近づいて最も明るくなる9月末~10月初が注目されがちですが、見えるのは明け方の東地平線近く。空が明るくなりかけたころに低い位置なので、望遠鏡を使った撮影には向いてない!では、暗い空でなるべく高い位置にいるのは・・・・と調べたところ、11月初旬の夕方西の空。11月3日(日曜日)の日没直後が月も月齢4、予測される彗星の明るさは5~6等級あたり。このころが、いちばんの狙い所ではないでしょうか。
撮影に向くのは、11月初あたりではないでしょうか。
日頃、庭撮りで使っている場所は西側にわが家があって使えないので、どこか西側が開けたところに構える必要があります。それに向かって、準備を怠りなく・・・・。

彗星の明るさは、このページから。

彗星の位置は、アストロアーツのアストロガイドブラウザ2024にて。



非稼働になると物欲が・・・・2024年09月01日 16:48


コンパクトで高機能。華奢過ぎるという意見も。
もう3ヶ月ほど望遠鏡を稼働させていません。天候だったり、暑さだったり、いいわけの理由はありますが・・・・。そんな期間が続くと現れるのが”新しい道具”を入手したいという気持ち。
GPDを使っていると、その重さに「この先、ずっと使い続けられるだろうか?」という心配も。以前は、よく写すためには・・・と徐々に口径が大きい望遠鏡が欲しくなっていましたが、電子観望になって小型の望遠鏡で十分(惑星はそうも行かないけど)になってきたので、それなら赤道儀も軽いものが・・・と。
見た目はCG-4なのでちょっと抵抗が・・・。
そんなわけで、候補の1つめがSkyWatcher Star Adventurer GTi。発売当初から大人気ですぐ品切れ状態でしたが、最近店頭に並んだらしく、購入できる状態に。2つめは、これまたSkyWatcherですがEQM-35 Pro。ただ、EQM-3(セレストロンCG-4)を持っているので、少し抵抗もあり。
実際に買うことはないかもしれませんが、こうやって何を買おうかと
迷っている時間が楽しいんですよね。


Stella Image こんな機能も、カゲ消しできた!2024年06月02日 17:57


Stella Imageのセルフフラット補正を使ってカゲ消えました
機能UPしたM101の画像では、右下に大きな円形のカゲが残っていました。改めてStella Imageのガイドブックを読んでいて、「セルフフラット補正」機能に目がとまりました。
「もしかして部分的にもできるの?」と試しにエリアを指定してやってみると・・・・・、うまくできました。これで画像にできた余計な画像をうまく消すことが可能。もちろん”機材のお手入れ”が第一ですが、画像処理でなんとかカバーできるなら、それはありがたく使わせていただきましょう!コントラストもいい具合になって、昨日の画像よりいい感じに仕上がりました。
【元の画像】
元の画像

【セルフフラット補正操作中】
カゲを含むエリアを指定してセルフフラット補正

【OKで処理完了後】
▲や半径を調整してうまく消えたところで「OK」



先日のM101、M51の画像処理結果は・・・・2024年06月01日 19:11


隣の空き地をお借りして電子観望撮影しています
休日のお楽しみにしておいた、先日撮影したM101とM51のデータを画像処理しました。改めて『Stella Image公式ガイドブック』を読み返して、やった結果が以下の2枚です。同じ条件で近い時刻に撮影したものですが、なんかもとのデータ状態がちがう?M51はうまくできた感じですが、M101はう~ん・・・って感じです(M51は途中で人工衛星通過)。
とはいえ、これまで撮影したなかでは一番よく写っているのは確か!70mmクラスの屈折望遠鏡でこれだけ写ってくれれば文句なし。すぐ北に四日市コンビナートの工場夜景、東に中部国際空港セントレアの灯りが広がる条件のうえに-電子観望さまさま・・・です。
画像右下の”かげ”の原因を調べないと・・・・。

おおぐま座の銀河:M101(回転花火)
ちょっと粗い画質になってしまいました

りょうけん座の銀河:M51(子持ち銀河)
意外によく写った子持ち銀河

<撮影器具・条件など>
鏡筒:SVBony SV503ED70(レデューサなし)
赤道儀:Vixen GPD + Skywatcher GOTO取付
カメラ:Player One Uranus-C + UV IR-CUTフィルタ
使用ソフト:SharpCap Pro Ver.4.1
Gain:575
露出時間:15秒×40枚(積算露出:10分)
RGB24モードでfitファイル形式保存






リベンジのリベンジの・・・今夜の電子観望2024年05月29日 23:08


へび座の球状星団M5
春の星雲星団として、南の球状星団と北の銀河を撮影しようとしたものの、なかなかうまく撮影ができずに来ました。今夜、月もなく気候も春らしくない(秋っぽい)気象なので「最後のチャンス」と出動しました。
おおぐま座の銀河M101
特に北斗七星付近のM101とM51は今夜”三度目の正直”です。準備ができた19時半頃には少し雲が出てきたのですが、しばらく様子を見ているとなんとか晴れ、撮影開始です。
りょうけん座の銀河M51(子持ち星雲)
まずはへび座の球状星団M5、続いておおぐま座のM101、りょうけん座のM51、りゅう座のM102と回りました。
りゅう座の銀河M102
M102撮影途中で雲がかかり始めたので、ここで終了です。画像処理は次の休日のお楽しみ・・・・で、今回はライブスタックしたPC画面のスクリーンショットです。M102以外は、Uranus-Cフル画像、M102は拡大画像です。