いぬ、ねこ、とり、さかな、・・・

昨日の新聞にこんな広告を見つけました。かつては「国民総背番号制」と反対された制度ですが、「マイナンバー」なんてユルイ名前になって2015年導入に向け準備を進めているようです。「国民のみなさんと対話し、いっしょに考えていきましょう」というのが、かつての原発キャンペーンとだぶって、すなおに受け入れられないですが・・・・。今の時代客観的にみれば、税金、社会保障、免許証・・・など、”国”が縦割り行政でそれぞれ別々の管理番号システムをもっているのはとても非効率に感じます。この制度の推進者やIT関係者が、「もう常識的」というのはもっともなこと。何をするにも”登録”が必要で、いちいち住所や電話番号、メールアドレスを入力するのが、番号ひとつの入力で済むようになったらすっごく便利だと思います。でも・・・・。社保庁の件や天下りをなくしたといってかくれ天下りの運用をするような体質の「官庁、お役所」に、たいせつな情報を使いやすくしてあげてしまって大丈夫なのか？・・・・とっても心配。さらにもっと心配なのは、現行のバラバラなシステムを統一番号のシステムに切り替えるのに、また癒着だの利権だのと議員や役人の私利私欲がからむんじゃないだろうか。マイナンバーが導入されれば、私たちは”管理される側”ですが、一方で”管理する側”の人たちをちゃんと”監視する”ことができないと、わたしたちは安心できない・・・・一言で言えば、「管理する側を信じられない」。それが今の正直な気持ちです。