憲法の日に考える、重要な一歩2013年05月03日 18:08

今日は憲法記念日

今日は憲法記念日。「改憲」か「護憲」かという二者択一というだけでなく、政党からマスメディア、そして個人にいたるまで、左右前後いろんな考え方、感じ方に日本国民が分かれる日だと思う。(最近は”無関心”が多いのかな?)例年通り、各新聞社の社説を読み比べてみた。今年は自民党が「改憲」への”第一歩”として「96条改正」をすすめていることもあって、各社「96条改正」論議から始まっている。賛同しているのは産経/読売、文面では明言されていないが日経も賛成だろう。一方、反対を明言するのが朝日/毎日/中日(東京)。賛成派の読売が、日本は「世界でも改正難度の高い」と書けば、一方反対派の朝日や毎日は、アメリカやドイツなど日本より改正のハードルが高い国でも、改正は行われていることを紹介。結局、新聞(やTVも)”物は言い様”ということだ。96条だけでなく、”憲法とは”という原則論や”どう変えたいのか”という「改憲」の本丸にスポットを当てる社説も多い。その中で目を引いたのは、中日が「9条改正の必要はない」と小見出しまでつけて自社の意志を明言していることだ。保守派(改憲派が保守派というのもおかしな話!?)から何かと目の敵にされる朝日の論調は、近年なまってきた感がする一方で、中日は姿勢堅持の力強さを感じさせる。原発事故で学んだように、新聞やTVの報道は「中立」でも「真実」ばかりでもないことをまず理解しておくことが、「いつかきた道」に進まないための”第一歩”だと思う。

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