「ニューヨーク東8番街の奇跡」を観ました2008年06月21日 18:18

奇跡を信じるということ・・・

ひさしぶりに映画ネタです。実はこの映画、もう何年も前からなんとなく見たいと思っていたのですが、ついついみそびれていました。先日、レンタルショップで偶然目に留まったので借りてきました。ストーリーは、ニューヨークのある一画、大型ビル建設のためまわりはすっかり立ち退き・たて壊されたなかに、ひたすら立ち退きを拒む住人が住む建物がひとつ。そこには、彼女に逃げられた画家、ミュージシャンの恋人の帰りを待つ妊婦、落ちぶれひっそりと暮らす黒人元ボクサー、そして二組の老夫婦が、地上げ屋の脅しに抵抗する様子から始まります。片方の老夫婦は、度重なる地上げ屋の嫌がらせに負け老人ホームへ。残されたもう一組の老夫婦は、痴呆症の妻とビルの一階でハンバーガーショップを営む主人。これまでもう一方の老夫妻に任せていた妻の世話を、自分でやろうとしますがうまくいかない・・・・。温厚そうなそしてこれまで気丈に地上げ屋の嫌がらせに抵抗してきた老主人ですが、ある夜キッチンで「誰か助けてほしい・・・」とひとりつぶやきます。ここからは、現実離れしたおとぎ話となるのですが、今日この映画を観て「奇跡を信じること」は、「生きる希望=力」だと感じました。私は幸いにも、「死にたい」と思うような境遇になったことはありませんが、「今この現実から逃げ出したい・・・」と思ったことは、まあ・・・・あります。そんなとき、「こんなかとがおこらないかな?」なんて、ちょっと現実離れしたことを思うことがあります。ばからしいことですが、実はそのばからしいことをすることがひとつの「生きる術(すべ)」ではないかと・・・・。

原題は、「Batteries Not Included」(電池は使われていません・・・かな?)とSFタイトルとしてはシャレているのですが、物語の本質としては邦題の「・・・・・の奇跡」がぴったりです。

(今日は、かなり”直球”の記事内容になりました。)

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