「ゲゲゲの女房」はまってます ― 2010年05月23日 10:45
この4月に「ウェルかめ」からバトンタッチをうけた、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」。スタート初日の視聴率は、史上最低の１４．８％と逆の意味で話題になるほど、期待感のない幕開けでした。そんな一般評の中、うちの奥さんには意外と好評。土曜日しか見られなかった私も、先の連休中に毎日視聴し、今は夫婦ではまっています。「結構おもしろいのにね・・・」と二人で言いつつ、インターネットでその後の視聴率を調べてみると、徐々に上昇し１８％台を2年ぶりにマークしたとのこと。最近の朝ドラは、全般的に視聴率は低迷。昔ほどストーリーに山谷がなく、若い主人公の短期間を扱ったものが続いているので、面白味に欠けるのでしょうか。そんな中、今回は出足こそ悪かったものの、ひさしぶりヒットの予感。週間テレビジョンの編集長は「（これまで）無理のある仕事が多い印象だった。ゲゲゲの女房は夫婦の自然なスタイルが丁寧に描かれ、落ち着いて見られる」のが人気上昇の要因と分析。たしかに、今回は有名漫画家をささえ続けた職を持たない”主婦”がヒロイン。事件やストーリーではなく、主人公をとりまく人々・・・・家族であったり、商店街のおばちゃんたちであったり・・・・、なんの変哲もない登場人物やできごとが身近に感じられ、自分自身の生活や人生に思いが繋がるところが、人気の要因なのかもしれません。波瀾万丈な人生でもなく、特別な仕事をしている訳でもない。それでも、「人生はドラマであり、人はみな主人公」であることに気付かせてくれる・・・・・そんなところに惹かれるじゃないかな。
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