画像編集の妙:でもやりすぎは禁物2014年05月21日 23:58


撮ったままの元画像
3月からいろいろ試行錯誤している縮小コリメート法。思った以上にうまく写ることは充分わかりましたが、庭先での撮影で欠かせないのが「画像編集」です。縮小コリメートでF1.4という明るさで撮影できるということは、光害であかるくなった夜空もその分明るく写ってしまいます。
実際、100秒の露出時間で撮影した状態が冒頭の写真。こんなに真っ白になってしまうと、せっかくの球状星団が台無しです。


このくらいが適度かな
それを画像編集ソフトのトーンカーブでコントラストを調整します。暗い部分を暗く(黒く)、星のつぶつぶの明るさ以上は明るく、いいところでカーブの勾配をつけてやると、見栄えのする画像に仕上がります。


ここまでやるとやりすぎか・・・・
やりすぎてしまうと、星団自体は見栄えがするのですが、背景の暗い部分がのっぺりして、写真というより「絵」みたいな仕上がりになってしまいます。
まあ、このあたりは好みの差もあるでしょうし、TPOで使い分けるのがよいかも知れません。
4枚とか8枚とか同じ写真を撮って重ね合わせるコンポジット処理も、いまや定石のようになっていますが、1年間(1サイクル)はこのまま1枚写真の画像で続けてみようと思っています。