かみのけ座で銀河ざんまい・・・? ― 2015年03月24日 23:51
以前、"眼視"専門だった頃は、小口径でしかも光害で明るくなった空で、見られる銀河はほとんど無かったので、「かみのけ座おとめ座銀河団」なるスポットは見向きもしなかったのですが、意外と写真に写ってくれることがわかると、興味深いスポットです。
昨日の夜は月が出ているとはいえ、冬型の気候で比較的空がきれいだったため、銀河狙いで撮影を開始しました。
まずは、空の状態を確認の意味で、しし座の銀河トリオを撮影。
なかなかいい感じです。
では、いよいよかみのけ座おとめ座銀河団へ鏡筒をむけます。とはいうものの、肉眼で見える星はしし座のデネボラ、おとめ座のε、δくらい。銀河自体は眼視では見えないので、当てずっぽうで「このあたり」とまずは撮影してみました。
ちょうど真ん中辺りに銀河らしきものが。画像とガイドブックのマップを見比べ見比べ、どうやらM99と判明。
つぎにM100へ移動するつもりで方向を間違えたまま撮影。でもなにやら、銀河らしきものが3つほど写っています。一番しっかり写っている銀河が、横長に腕が伸びている特徴があります。どうやらコレは、NGC4216のようです。
移動方向を確認して、改めてM100へ移動。真上から見た渦巻き像が見られるはずですが、さすがにそこまでは写っていないようです。
つぎは少し移動量を多くして、M88・M91を同時撮影。このM91、実はメシエさんが記述した位置になく、どうも近くのNGC4548がそうではないか?という話になっているようですが、まだ確定はされていないとのこと。比較的しっかり写りました。
調子が出てきたぞ!と思っていたら、急に空が曇ってきて、雨まで降り出しました。実は9時~10時の間TVドラマを見るため中断していたのですが、曇ってくるとは「後悔先に立たず」・・・・。この日は、「当たりをつけた」程度で終了です。
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