改めて、おとめ座銀河団2015年04月21日 22:47

4/17に撮影したおとめ座銀河団の画像処理が完了しましたのでUPします。残念ながら空の状態はあまりよくありませんでしたが、まずは星空散策の足跡として・・・。
<おとめ座の銀河:M84・M86他>
マルカリアンチェーン全体像
今回はマルカリアンチェーンのおよそ全体を視野に収める構図を狙いました。構図はほぼ狙い通りでしたが、3月に撮影した画像と比べると、やはり明るさ、星の数は激減。う~ん、またチャレンジだな。
3月に撮影したM84・M86
3/26半月に近い月明かりのある中で撮影したものですが、こちらの方がしっかり撮影できています。月が出ていても空の状態が良ければ、その方がちゃんと写ってくれるようです。

<おとめ座の銀河:M87>
M87は探し出すのに苦労しました
M84、M86よりは見つけやすいとガイドブックには記載されているのですが、空の状態が良くないため、目印となる星がファインダーで見つけられず苦労しました。

<かみのけ座の銀河:M100>
M100、う~ん・・・
望遠鏡の向きを少し北へ移動して、かみのけ座エリアのメシエ天体を順番に。なんとか写りました・・・・というレベル。渦巻きの広がりは写っているので、空の状態が良い時にコンポジットすれば腕が写るかも・・・。

<かみのけ座の銀河:M99>
M99、う~ん・・・
こちらもM100同様。渦巻き具合が粗いので、広がりもM100より少し小さめ。

<かみのけ座の銀河:M98>
M98、う~ん・・・・
M100、M99とちがって、こちらは銀河の横方向からのながめ。細~いですが、「よくぞ写ってくれた!」って感じです。

<かみのけ座の銀河:M88とM91>
これらもマルカリアンチェーンの東端ですが
こちらはあえて2ついっしょに撮影してみました。もう少しうまく写ると、2つの違いが見比べられるのですが・・・・。右側のM88は、ちょうどアンドロメダ大星雲のように斜め方向からの眺め。渦巻き具合も密で、こんな空の状態でも銀河とわかる程度には写りました。一方のM91(左側)は2本の腕が長く伸びた形状。条件が良ければ写りそうな・・・・。

<おとめ座の銀河:M49>
おとめ座のなかほどにあるM49
銀河団からはなれて、おとめ座のなかにある銀河を観てみることに。明るさは十分ですが、ぼんやりとした灯りのなかに芯があるといった感じです。

<おとめ座の銀河:M61>
こちらもおとめ座のなかほど、M61
M49からもう少し南下するとM61にたどり着きます。こちらは渦巻き銀河を上から眺める状態。でも、う~ん・・・・。

今回の結果から、「月明かりよりも空の状態(透明度)」ということがわかったので、月が出ていても(まあ、半月まででしょうけど・・・)、空の状態が良ければこれからは出動!