ひさしぶりの星空ながめはリハビリ状態? ― 2015年08月16日 08:46
昨年も梅雨以降3ヶ月以上のあいだ、星ながめは出来ない状態でしたが、今年も同様6月初旬以降、なかなか夜のお天気がすぐれませんでした。昨晩はめずらしく夕方になっても昼間の晴天状態が続いていて、「きょうを逃したら、当分できない!」と気合いを入れ、暑さの中望遠鏡を出動させました。月齢も0.5とバッチリです。
本当は夏の星雲・星団の代表格、さそり座、いて座を狙いたかったのですが、所用で開始が遅れたことと、なんと言ってもわが家からは南中以降の西側はお隣さんの高い屋根で隠されているいて、実際に開始した9時の段階で視界に入ったのは、いて座の東側からでした。
まずはピント合わせ。これまではカメラのモニターを使って行っていましたが、先回からバーチノフマスクを使い始めました。とりあえず、いつも通りカメラのLCDで合わせ込んでバーチノフマスクを取り付け試し撮り。
まずまず、これまでのやり方でもなかなかのレベルで合わせられていたようです。
いて座の南斗六星の北側にならぶ、M16、M17、M18あたりから狙ってみました。
<いて座の散光星雲:M17(オメガ星雲)>
「はじめて夏の散光星雲を撮影・・・」!?写真に撮って思い出しました。昨年カメラには収めているオメガ星雲でした・・・。大気の状態はイマイチと思っていましたが、星の数はなかなかです。
<いて座の散開星団:M18>
正直、眼視ではとても散開星団とは思えない?むしろ、南側の星の集まりの方がにぎやかです。
<へび座の散光星雲・散開星団:M16>
赤い散光星雲と星のあつまり散開星団が重なっています。天体写真集などではりっぱに見える星雲ですが、わが家での写りはこんな感じ。でも、2種の星雲星団の重なりはわかるかな~。
<いて座の球状星団:M54>
ひしゃくの下側に何個か球状星団がかたまっていますが、昨晩とらえられたのはこれひとつ。あとは高度が低くて、霞の中って状態でした。当のM54も眼視ではよくわからず、写真でも球状星団であることを見逃してしまいそうな小ささです。もう少し拡大して観察・撮影したい対象ですね。
さて今回から、新たに導入した道具があります。EYE★BELLさんでも「同焦点対象確認フリップミラー」として紹介されていますが、手持ちのフリップミラーに回転ヘリコイドを取り付け、カメラを取り外さなくても対象の確認が出来るようにしました。このあたりの道具の紹介は、別途させていただくことにします。
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