読書のバトンタッチ2012年07月22日 09:30

読書のバトンタッチ?

先回の本紹介から一ヶ月になりますが、現在「重力とは何か」から「日本人を操る8つの言葉」にバトンタッチしております。(記事タイトルがオリンピックモード・・・・?)。今回は「重力とは何か」の感想を少々。この手の本を読む際、ひとつひとつ理解しながらじっくり読むタイプの方もいれば、理解できなくてもとりあえず最後まで読んでみるというタイプの方もいると思います。私の場合は後者。しかしながら、先回の紹介記事にかいた「宇宙は何でできているのか」は、あまりにも”理解できない”部分が多すぎて、途中挫折したままになっています。今回の「重力とは何か」は、「重力」という地味な科学分野をテーマにしながらも、これまでの科学の歴史をひもときながら最新の科学理論にいたるという構成で、要所要所で本来数式でしか説明されない事象や理論を読者にイメージしやすい平易なたとえ話にして説明されているのが特長です。私も仕事で、科学・技術知識をたとえ話で説明することがありますが、なかなかドンピシャなたとえにするのはむずかしいものです。この本でも、なかには「!?」というのもありますが、かなり苦心されているのが感じられます。読み終えて「わかったような気になった」とまでは行きませんが、これまで同種の本を読んでイメージしにくかったことのいくつかが「なるほど」となりました。”ヒッグス粒子”の話題もありましたし、改めて挫折中の「宇宙は・・・・」にも戻って読んでみようかと思っています。さて、「日本人を・・・」の方は、頭が熱湯状態になった後だったので、クールダウンできそうなものを選びました。長くヨーロッパで暮らした経験を持つ”日本人”著者の外から見た日本人観です。なんでも”グローバル化”が使われる昨今ですが、いまの”日本人的”なもの/ことは海外からみてどうなのか?これを”外国人”から指摘されると腹が立つので、”日本人”が”海外のめがね”を通して見たことであるところがミソなんです。”操る”というタイトルはどうかな?と思いますが・・・・・。