縮小コリメート法で撮り歩き2014年03月04日 23:56

昨晩は久しぶりに晴天の夜。すでに三日月ですので、こんなスカッと晴れた夜空は今シーズン最後!という訳で、引き続き縮小コリメート法でいろいろ試してみました。
望遠鏡のピント調節を、遊休のファインダーを使って合わせてみると・・・あらら、目視の位置とかなり違いました。これでバッチリとカメラをセットしましたが、意外にもピントは合わせづらくかなり失敗作ができてしまいました。邪道かも知れませんが、やはりピントは目視で合わせ撮影時のピント調節はカメラ側ですることに次回戻してみることにします。次にカメラの設定。感度をISO100におとし露出時間を30秒としてみました。バックがそれほど白くならないので良さそうな感じです。この設定で撮影した3枚をご覧下さい。


ガスの向こうに輝く星々
まずは、またまたオリオン座大星雲です。最初にTZ7で撮影したガス星雲の向こうに輝く星が透けて見える感じが良かったので、そんな感じにしてみました。空の状態が良いせいか、意外にも羽根?の広がりは良く写っています。(写真は画質調整なしの撮ったままです)


肉眼では広がりのある光芒でしたが・・・
シリウスから東に移動して、とも座のM46・M47を狙ってみました。写真はM46(左下隅にM47一部)。実はM47はいずれも像が変形した状態で失敗です。


超新星もなんとなくわかるかな?
望遠鏡の先を北天に移し、超新星で話題になったM82とM81を狙ってみます。わが家の北方には四日市の石油コンビナートがあり、空はかなり明るい状態。目視で見えるか心配でしたが、なんとかあることがわかるレベル。写真にするとどうか・・・・。お~っ、予想以上にうまく写っていました。少し乗り遅れの感がありますが、M82の超新星も何となくわかります。

今回の撮影で、この望遠鏡の接眼部の脆弱さがやはり気になりました。ちょっと対策を考えてみます。